わたくし率 イン 歯ー、または世界

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062142137

感想・レビュー・書評

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  • 主人公のイメージが一つのシーンでぽろぽろと崩れていくのが何ともいえない感じだった 訳が分からないのに引き込まれる

  • いやはやこの人の文章は素敵。哲学的でもあるし、比喩がすべてを包み込む。これが小説デビュー作だけど、芥川賞はとるべくしてとったと思える。随筆もおもしろいし、川上未映子に対する興味もがんがんある。好きだなぁこういう人

  • なんの主語のない場所、それがそれじたいであるだけでいい世界、それじたいでしかない世界、純粋経験、思うものが思うもの、思うゆえに思うがあって、私もわたしもおらん一瞬だけのこのせかい、思う、それ
    (P.106)

  • 勝手に主人公を若くて儚げな美しい女と想像してたんだよ。

  • 読んで思ったこと、「よーわからんかった」。本当に主人公青木の内面を書いた本であった。人の内面自体、それは哲学なんかな?とにかくすごかったんだけどよーわからんな文学は!って思った。

  • 2009/10/3購入
    2011/12/12読了

  • 全く意味がわからへん。


    最後までどゆことなん?

    なんや新しいおもろい感じなんかと
    おもたわりに
    ただのよーわからへん話やた。


    文学ってゆわれへんやろー

  • 言葉あそびでできた本のような。
    息継ぎをどこでしていいかわからないけど、わたしも分母がどこにあるか気になる。
    主人公にとっての奥歯はわたしにとって鎖骨あたりかなあ・・・

  • 客観性では読めない、気がついたら主体の中に自分が引き込まれながら読み進んでゆく。
    まるでそこで自分がそう言葉を発するような、受けているような臨場感。

    読みきるまでに、エネルギーを使う。

  • 最初、文章が読めなくて戸惑った。
    どんどん読み慣れるのが快感だった。
    同時に主人公に共感していった。
    そして最後で裏切られた。笑

    最高の裏切られ方をした。

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著者プロフィール

大阪府生まれ。2007年、デビュー小説『わたくし率イン 歯ー、または世界』で第1回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。2008年、『乳と卵』で第138回芥川賞を受賞。2009年、詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で第14回中原中也賞受賞。2010年、『ヘヴン』で平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第20回紫式部文学賞受賞。2013年、詩集『水瓶』で第43回高見順賞受賞。短編集『愛の夢とか』で第49回谷崎潤一郎賞受賞。2016年、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞受賞。「マリーの愛の証明」にてGranta Best of Young Japanese Novelists 2016に選出。2019年、長編『夏物語』で第73回毎日出版文化賞受賞。他に『すべて真夜中の恋人たち』や村上春樹との共著『みみずくは黄昏に飛びたつ』など著書多数。その作品は世界40カ国以上で刊行されている。

「2021年 『水瓶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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