天才! 成功する人々の法則

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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062153928

感想・レビュー・書評

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  • 勝間和代氏訳とのことで購入。駄本でした。

    結局、著者の考えていることに沿うように限定された統計をとり、いかにも裏付けがあるように書いてある本。

    統計データは母集団が少なく信ぴょう性はない。
    また内容も生まれた時期により選ばれるチャンスも決まり、その後の人生も決まるみたいな、、
    生まれた時から天才はいなくて育て方ということらしいが、今度は生まれた時期により天才は決まるという話など。

    途中でバカバカしくなって断読。

  • ●一言紹介
    新刊.jpを聞いて、一度読んで見たかった一冊。個人的にはなかなか面白く読めたかなという感想。訳者の勝間女史は言うほど悪くなかった・・・というか、むしろ下手な翻訳本より読みやすかったぐらい。

    成功を何でもかんでも努力と才能で片付けてしまう現代の天才論/成功哲学とはまた違ったアプローチが面白い。生まれた月から始まり、コミュニティや時代背景、文化など様々な要因から成功について分析を行っており、その豊富な実例をケーススタディとして学ぶだけでも非常にタメになる。

  • 文句なく面白い!

    タイトルからは、天才の育て方的なことを予想していたが、ある意味その通りであり、ある意味では全く違う。

    対象になっているのは「天才」というよりも、「成功している人」であり、「なぜ成功しているのか」ということに、ある仮説を投げかける。

    身も蓋もない話だとも捉えられるが、大韓航空の事例などからは、それを乗り越える可能性も語られる。

    面白かった。

    (けど、意外と、MM上の評価は高くないようだ。)

    [more]
    (目次)
    プロローグ ロゼトの謎
     ロゼト住民の死因は、老衰だけだった!

    第一部 好機
    第一章 マタイ効果
     誰でも、持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる(マタイによる福音書25・29)
    第二章 一万時間の法則
     僕たちはハンブルグで、一日八時間も演奏しなければならなかった
    第三章 天才の問題点 その一
     たとえ、ある男子生徒のIQがわかったとしても、クラスの全員が利発な少年だった場合には何の役にも立たない
    第四章 天才の問題点 その二
     長引く話し合いの結果、ロバートは謹慎処分になった
    第五章 ジョー・フロムの三つの教訓
     メアリーに25セントを渡したから

    第二部 「文化」という名の遺産
    第六章 ケンタッキー州ハーラン
     男らしく死にな。兄さんと同じようにね!
    第七章 航空機事故の“民族的法則”
     機長、気象レーダーがおおいに役立っています
    第八章 「水田」と「数学テスト」の関係
     1年360日、夜明け前に起きた者で、家族を豊かにできなったものはいない
    第九章 マリータの取引
     今ではお友だちは全部、KIPPの子たちだけです

    エピローグ ジャマイカの物語
     幼いカラードの跡継ぎが生まれたら、その子は自由の身にしてもらえる

    解説 勝間和代
    注解

  • 第一部はとても面白い

  • 世の中で成功する人がどのように生まれるのか、ということを検証した本。天才を作るには1万時間、環境、運などが重要な要素。

    内容もさることながら、物語を加えて読者を引き込んでいく手法は非常に強力。

  • かつて大学の授業でこの本の原書を和訳するというのがあって、面倒くさくて訳書のこちらを購入しました笑。ひどいですね笑。そんなこともあり、ちゃんと読んだことがなかったので今更読みました。

    自分は世に言う天才とか成功者というのは努力と運でそうなったと思ってる派ですが、その運のところを解説してくれてました。
    例えば自分や自分の子供が、そういった一部の中に入る可能性がまだあるように感じられて、いい本だと思いました。
    1番なるほどと思ったのは、天才エピソード関係ないところですが、パイロットの話。
    熟練パイロットと若手がペアで操縦し、メイン作業は若手にやらせて、そのチェックを熟練者がやる。
    その方がミスに気付いたときに、注意するときの口調や言い方で気を遣わずに言える。
    今の自分の仕事もそういうスタイルでやってて、なるほどと思いました。

  • 天才は遺伝ではなく、その出自によって決まる。
    遺伝、IQではない。
    それを多くの事例を用いて説明している。
    印象的な事例の3つ、同じ天才でもその成長過程によってその後がきまるランガンとオッペンハイマーの比較、1980年代のアメリカの弁護士業界におけるユダヤ人の復権、国(文化)から、その能力を見込むことができる事例。
    天才は外的要因にきまることへの安心感とすこしの絶望笑

    1.成功者は努力と資質で決まらない。どんな人間か、ではなく、どんな出自かが問題。生体環境。
    2.革命、レボリューションではない、天啓レヴェレーションである。
    3.IQ150、155、どちらも頭がいい。というだけ。アウトローになるためには、知能とは関係のない、別のなにかが問題になる。ディバージェンステスト
    4.クリスランガン、大学からの冷遇。
    オッペンハイマー、毒殺未遂からマンハッタン計画へ。後者は自分の望みを周囲から引き出す機知に富んでいた。
    中産階級は共同育成、貧困は自然な成長を待つ。共同育成は子供にチャンスを与え、権利意識をもたせる。
    →社会へ認められることへの努力をしたくない、敗北の告白?本当に?
    5.実践的知能と一般的知能。
    6.1980年代のアメリカ、弁護士業界、上流階級出身の青い目の青年は。ユダヤ人の弁護士はぱっとしない仕事、敵対心買収を生業とした。
    18世紀から土地をもつことを禁止されたユダヤ人は技術、時代、流動性の三重の恩恵を受け、商売に成功していった。
    一万時間をへた技術が突然シリコンバレーに現れたようなもの。
    時代→出生率が少なく、大学を選べた。自主性、複雑さ、努力に見合う報酬。
    7.働き、考え、主張する、勤勉、ニーズ、図々しさ。
    文化、世代、家計。ユダヤ人は歓迎してくれた国に食い込み、夢中で自分のできることに食い込んだ。
    8.水田とともにいきる文化をもつくには数学の能力がたかい。つまり。水田のようにながい間、年がら年中問題に立ち向かう文化の人は粘り強い。
    数学の力を見なくても、国(文化)から、その能力を見込むことができる。
    働く時間はアジアが3000時間、アメリカは1000時間、アメリカの農業文化、やってはやすみ、やってはやすみが関係する。

  • 読了

  • 10000時間が非凡になる基準ライン。才能や努力だけではなく、環境がいかに大事か。

  • つまらん

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著者プロフィール

1963年イギリス生まれ。
カナダ・トロント大学トリニティカレッジ卒。
『ワシントン・ポスト』紙のビジネス、サイエンス担当記者を経て、現在は雑誌『ニューヨーカー』のスタッフライターとして活躍中。邦訳には『天才!』『ニューヨーカー傑作選』ほかがある。

ある製品やメッセージが突然、爆発的に売れたり広まったりする仕組みを膨大な調査とユニークなフレームワークによって解き明かした最初の著書『ティッピング・ポイント』(邦題『急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則』)、人間は、長時間考えてたどり着いた結論よりも、最初の直感やひらめきによって、物事の本質を見抜くという仮説を検証した2冊めの著書『ブリンク』(邦題『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』)は、いずれも世界で200万部を超える大ベストセラーになっている。

「2014年 『逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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