小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

著者 :
  • 講談社
3.86
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本棚登録 : 5177
感想 : 772
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  • Amazon.co.jp ・本 (722ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062162227

感想・レビュー・書評

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  • (一般担当/匿名希望)令和元年6月の特集「写真を楽しもう!」

  • 1

  • 久々に★を5つ付ける作品。半分くらいまでは「宮部さんうまいなぁ」っていうくらいの感じだったんだけど、後半持って行かれた。心のヒダを増やしてくれるタイプの作品。

  • 昔手に取った時は最初の数ページであまり好みじゃないかもと思い、その後もその印象が拭えず分厚さにもめげて読んでなかったんだけど、ついに読了!読んでみたらハマって、どんどん面白くなった。
    でも全体に切なさが漂う物語。
    終わり方もハッピーエンドと言えないわけじゃないんだけど、想像以上に胸がキュッとなる感じ。ただ単純にめでたしめでたしとはできない気持ちが作者の中にあったんだろうな…と思わされた。

  • 元写真館の店舗付き住宅に引っ越したことをきっかけに、主人公が写真に関する謎解きに挑戦していく話。
    寂れた商店街の描写や、地域に住む人々の人間関係がリアル。両親初め登場人物に変人が多いが、人物像の描写が丁寧なので、作り物のキャラではなく生きた人間の行動として納得できる。そういう点もリアル。
    ただリアルなだけに、念写等のオカルトというかファンタジーな部分と、現実部分の線引きがもうひとつ呑み込めなかった。初めて読んだ宮部みゆき作品が「火車」だったので、ついゴリゴリの現実路線を期待してしまうからかもしれない。
    三人称だが、地の文に登場人物の独白が頻繁に挟まる。会話部分では、会話と、地の文の独白が絡み合って多層的。少女マンガの手法に似ている。

  • 古家・小暮写真館に引っ越してきた高校生・英一を初めとする花菱一家と友人達が繰り広げるファンタジーヒューマンストーリー書き下ろし。

    第一話 小暮写眞館
    第二話 世界の縁側
    第三話 カモメの名前
    第四話 鉄路の春

    小暮写真館にまつわる心霊写真を元に、英一が真相を確かめに走ったり、登校拒否の児童を救ったり、恋をしたり。。。

    700P強の中でいろんな話が展開されます。

    私的には作風になじめなかったので評価は3つです。

  • 桜と菜の花の装丁が爽やか。そして全部読んだ後に見直すと切ない。家族とか親族とかって結局、血がつながってようがいまいが、一番身近な他人なんだろなと思った。うまくいくかは他のコミュニティと一緒で、相性とか努力次第。簡単じゃないからこそ、切実。

  • 念写にまつわる心暖まる話
    元写真館に引っ越してきた4人家族。
    高2の男子、花ちゃん。年の離れた出来の良い弟、光。
    2歳でなくなった風子。

  • どうやったらこういう話を思いつくのか、大変不思議です。ときどき、ストーリーがぴょんと飛ぶような気がするのですが、単に私が読み落としているだけなのでしょうか。。

  • 淡々とした映像作品にしたらいいのかもしれない。
    なくてもいい設定が多いかも。登場人物にあまり思い入れができない。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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