麒麟の翼

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062168069

感想・レビュー・書評

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  • ニ冊目、2011年53歳
    日本橋、水天宮、七福神、父と息子、3人の同級生、水泳、冬樹君が可哀想

  • 明らかに犯人は、最初に逮捕した人に間違えないと誰もが思ってしまうところだったが…
    大人としての愛情(水泳部顧問の行動は、正しいとは言えないけれど、生徒のことを思ってだったのだろう。)子供たちの未熟さ。
    最後に、青柳の息子に父親の思いが伝わったことが、唯一の救いだった。

  • 新参者の続編。

    事件自体は凝ったものではなく、複雑に絡み合った要素を紐解いていくもの。
    展開は少し急なところがあり、タイトルの意味が分かるところ=一番の泣き所なはずなのだが、あっという間に通り過ぎてしまう印象がある。

  • 全く違うように進んでいる複数の物語が最後にきちんと繋がって解決する、さすがです!人の感情にきちんと寄り添える加賀恭一郎がまたいい!

  • 小さい頃に間違ったこと(過ちを犯してもごまかせば何とかなる)を教えると大人になっても同じ過ちを繰り返してしまう
    数学の方程式
    一度覚えると問題を簡単に解くことができるが方程式自体を間違って暗記するとその後の全ての問題を解くことはできない。
    武明さんは労災隠しをする人物では無いので、そこが明らかになってほしかった!

  • さくさく読めた。加賀さんシリーズ。
    日本橋で起こる、ただの殺人事件。
    容疑者は事故で意識不明だが、
    状況証拠からは犯人確定。
    それでも一筋縄ではいかないから、
    読み応えがあってのめり込んじゃう。

    被害者家族が、手のひらを返される様子。
    加害者と思われている彼氏の無実と回復を願う彼女。
    多角的で面白かったけど、
    加賀さんのお父さんの法要の件は必要なのかなーと。

  • 加賀恭一郎シリーズ。
    映画を先に見ちゃったんだけど、十分に堪能出来ました。

    所轄の刑事、加賀恭一郎が事件の裏に隠された事実を暴いていく。新参者のほうがミステリーとしては上作だとはおもうけどね。

    次回作にも是非期待。

  • 加賀刑事シリーズの新作。
    ガリレオと同じくこのシリーズも好きです。

    麒麟の翼は、お父さんと息子に関係する話。
    東野圭吾作品は、家庭的に大切なことを伝えてくれるから、かなり好き。
    「赤い指」はお母さんのことを想いやろうということを伝えていたし、今回はお父さんのことを想うという話だと思った。
    共通することは、親子での「会話」が大切だし、気がつくことが大切。

    家族のありかたを伝えてくれるいい作品です。
    ぜひ、一読してください。

  • 既に映画化されてTVでも放送された作品です。読み始めた頃は、何処まで続くんだろうと考えていましたが、かなり深いところに落とされました。終始に関係するキーワードは、麒麟の翼でしょう。問題作でもあり良書でもあります。

  • 加賀刑事シリーズ。シリーズは、新参者とこの本しか読んでいないが、どちらも、話の進展に引き込まれて一晩で読み切ってしまった。
    シリーズの他作品も、読みたくなった。
    余談だが、日本橋へ行って麒麟の翼を見てみたい。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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