女神のタクト

著者 :
  • 講談社
3.72
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本棚登録 : 526
感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062173223

感想・レビュー・書評

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  • (2019-05-26L)

  • ドラマ化する漫画みたいな小説。
    登場人物の会話が私好み!うけた!
    ドラマ化するならあの役はあの人かな?とプロデューサー気分になった。
    謎だった劇団の運営事情が見えて都会でもそうなのかー、と業界が不憫に思えた。
    遠雷と蜂蜜を読んだ後だからか、出てくる楽曲を聴きたいと思わせるほどの曲に対する熱量、表現力は感じなかった、というか作者はそこは得手じゃない気がする。
    まあ、んなはずあるかいっ!と思いつつ、痛快で読んでしまう。キーマンのマエストロの描きが浅い。落ちたわりには簡単だなって。

  • ありがちなストーリーだけど、ところどころくすっとなった。

  • 市立中央図書館より。
    --
    オーケストラの周辺(?)の話。マネージメントや事務・人事のこと等、そこそこ取材して書かれてゐる。
    登場する曲は少ない。
    エルガーのエニグマ変奏曲の「ニムロッド」が重要な鍵を握る。あとはラフマニノフの三番のpf.コンチェルト。そしてベートーヴェンの第五交響曲。くらゐかな。
    あ、あと「天城越え」だ(笑)。
    オケメンバーでは、tpt.,fl.,vn.,timp.のメンバーが重要な役割で登場する。
    この人のものは読んだことがなかつたのでデビュー作(?)の「盤上のアルファ」とその続編(?)の「盤上に散る」も一緒に借りてきた。(?)ばかりで申し訳ない(誰に謝ってる(笑))。
    まあ、面白かった。

  • ビターとスイートのバランスがよい読んでいて気持ちの良い作品だった。

    主人公がこの性格であんな悪事を働いたことがどうも解せませんが、ブラックにいたら麻痺もするかなー程度で流して損はなかった。

    女神のタクトというタイトルにも最後で納得です

    2017.5.27

  • 2017_03_13-022

  • おもしろかったー。
    タクトじゃ音は鳴らへんのやってセリフが好き。
    オケあっての指揮者です。

  • 2016.4.1 読了

    期待せずに読んだが、なかなか面白かった。

  • 151024○図

  • 足癖の悪い主人公だなぁといった印象。
    突っ込みのようなものだが、暴力的な一面もあるため、あまり好きなタイプではなかった。
    指揮者の彼はあまり絵が思い浮かばず・・・印象が薄かったように思う。
    ただ、安易なラブコメに走らなかったのは良かった。

    女神のタクトというタイトルからして、主人公の女性がなんやかんやで指揮をすることになるんじゃあ?と思っていたのだが、外れてしまった。
    あくまでも彼女はオケのスタッフという立場だったので、それはそれで現実的かなと思えた。

    他の登場人物も色々と出てきてよかったが、いまいち印象に残らず。
    のだめ並みに濃いメンバーが出てきてくれれば・・・とも思ったが、それにはページ数が足りないのかも。
    もし続編などあれば、サブキャラが活きてきそうだ。

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著者プロフィール

1979年、兵庫県生まれ。神戸新聞社在職中の2011年、『盤上のアルファ』でデビュー。2016年『罪の声』で第7回山田風太郎賞を受賞し、“「週刊文春」ミステリーベスト10 2016”国内部門第1位、2017年本屋大賞3位に輝く。2018年には俳優・大泉洋をあてがきした小説『騙し絵の牙』が話題となり、本屋大賞6位と2年連続本屋大賞ランクイン。2019年、『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞受賞。2020年、21年には『罪の声』『騙し絵の牙』がそれぞれ映画化された。

「2022年 『朱色の化身』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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