- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062173223
感想・レビュー・書評
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7
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読んで良かった。
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ひょんなことから潰れかけのオーケストラの職員になった三十路女性が主人公のお話。
主人公明菜の行動力には脱帽。オーケストラの裏側を支える人たちの奮闘ぶりも立派。
会話がテンポ良くコミカルで、固いイメージのクラシックへの垣根を取っ払ってくれた。
読後、人の縁ってつくづく不思議でステキなものだとしんみり思った。 -
爽快でいい!
そこまで期待してなかったけど、
良かったなぁ。
明菜の横暴なとこがいい。
パンチパーマの胡散臭いとこがいい。
辻の微妙な感じいい。
白石リンリンが一番いいかな。
正直、ありがちな感じかなぁとも思うけど
でも絶妙な感じもして面白い。
私も死ぬまでに一度でいいから
心震える音楽に出会いたいなぁ。 -
オーケストラ運営の舞台裏が分かって、クラシックファンには嬉しいお話。若い指揮者と団員達の奮闘がいい。マエストロの成長ぶりが特に。クラシックと言ってもこのお話は全く気取りがなく、ざっくばらんでさらっと読めます。
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書店で見かけて気になったので図書館で即予約。クラシック音楽が出てくる小説を読むといつも自分がクラシックに造詣が深くないことを残念に思う。明菜や拓斗の抱える過去や苦悩が明らかになった時は切なくなった。荒木源の『オケ老人!』がお好きな方にはいいかも。マンガみたいな軽いテンションですぐ読める。白石さんが好きだ。2012/027
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「盤上のアルファ」も手に汗握る、わくわく感いっぱいの作品でしたが
こちら
碁からオケの世界にガラリと変わっても
わくわく感は変わらず!
なんなん?て戸惑ってるうちにわさわさ人物が動き回ってどんどん話が進んでいってアッちゅう間に終わった感じ
女神の逞しさに脱帽
iPad nanoのやりとりで泣けました -
失礼ながら
全く期待していなかったが
面白くて一気読みだった
前作の盤上のアルファより数段腕を上げたと感じた
人物設定もいいし
この作家、才能あるかも
将来、「直木賞を獲る」と予想しておこう
4.5点 -
作者が関西人なせいか、登場人物たちの掛け合いが面白くてとても笑えました^^ 主人公はじめ、みなキャラが立ってて楽しいし、お話に勢いがあってテンポがいい。だけじゃなく、人の縁とか挫折とか、ほろりとさせる要素もあって良いんですが、もうちょっとじっくり描いてほしかったかなとも思いました。オーケストラのお話だから、ぜひ音付きで見てみたいなぁ…2ヶ月半の間の物語ということで、ちょうどTVドラマ1クール分だし(笑)