猫弁【完全版】 天才百瀬とやっかいな依頼人たち

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062174954

感想・レビュー・書評

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  • h10-忠生図書館 2017.7.6 期限7/20 読了7/7 返却7/12

  • 空の棺を人質に身代金を要求する誘拐犯。猫弁と呼ばれる弁護士の百瀬は婚活をしながら問題解決に挑む。設定がメチャクチャで面白い。捨て猫を拾ってしまう優しい百瀬に好感が持てる。

  • ミステリーと紹介されていますが、ミステリーとして読むには物足りないです。
    主人公が弁護士という事で、法廷での戦いとか多少はあるのかな~と期待していたのですが、そんなものは有りませんし♪
    事件を解決したのも三千代婆さんのような気が・・・・w。

    ただ、個性的で、あったかい登場人物が多く、どの人も、とっても魅力的に書かれているので、ハートフルストーリーとして読むと、とても面白いです!

  • すごくテンポが良くて一気に読めてしまった。

    猫に囲まれた弁護士事務所で働く弁護士の百瀬。
    ある日葬儀会場からリムジン霊柩車ごと有名靴店の会長が誘拐(?)される。誘拐したのは上方漫才で花咲く事を夢見たものの敗れ、借金を背負った痩せっぽちと太っちょのコンビ。でもよく見てみると後ろにのっていた棺桶には遺体がない?

    靴を見ただけで相手の人となりを当てる不思議なおばあちゃんが実はこの遺体であるはずの人だったという訳。あまりにもご都合主義の出来事ですが、元々テレビドラマの脚本として作られた本なのだそうなので、まぁ良しとしましょう。

    更にお見合い三十連敗中の百瀬に最後春が訪れる。
    それは何を隠そうお見合い会社の担当だった。しかも彼女が中学の時に百瀬に初恋をしたというんだから驚き。

    続きも全部図書館で借りてあるので楽しみに読みたいと思います。

  • 主人公の性格がとても柔らかく好印象だった。読み終わった後にほっとする作品。一応ミステリーの枠に入るが、普通に小説として面白い。トリックというか最後のどんでん返しが素晴らしかった。

  • あずかりやさん、がおもしろかったし、
    前から気になっていたシリーズだったので手に取る。
    表紙もかわいらしい、ですし。

    読むとあったかい気持ちになって元気がでる、そんな作品をかきたい、と著者の大山さんが前書きでかいてらしたが、
    まさに、そのとーっりの作品。
    いやーハートフルやあ!

    登場人物と登場人物が、繋がっていく、とゆー私の好きなタイプで、その繋がり方もおしつけがましくない、とゆーか、とても好ましい感じ。
    主人公の、”天才”とゆー部分は、あってもなくてもいいような気もするものの、優秀なんだが、どこかぬけている(?)ようでもあり、なかなか魅力的な人物だ。

    靴磨きのおばあさんは、実は幽霊だった!とかゆー説を
    結構有力に考えたりもしててんだが、漫才コンビと彼女が出会った時点で、それはなし、に。
    あ、それから未来へ!な看板にそれてそれて同じとこにいきつく漫才コンビとタクシーの運ちゃん、とゆー展開がおもしろかった。
    霊柩車誘拐事件と同時進行の百瀬のお見合い大作戦~。
    ともに、円満解決をみて、よかったよかった。
    まあ、大福さんの気持ちは冒頭からバレバレでしたので、当然の結果でしたが、まさか、そこに繋がってくるとはねー。ちょっと都合がよすぎる甘甘な展開でしたが、それもまたよし、とゆーことで。
    泣かないためのおまじない、正義のひまわりの黄色、と
    思いもよらなかった母の愛、にかんっぜんにやられました。
    いやーいい話や。
    次も読もーっと。

  • 頭はいいけれど世間ずれしていない百瀬弁護士、猫専門のような弁護活動と婚活、どちらも上手くいっていないようで、最後に総取り?最初から広げた風呂敷をパタパタと畳んでいくのは見事。

  • ドラマを先に見て興味を持ったが、脚本賞を取っただけあり、描写がしっかりしていて登場人物が生き生きしている。

  • 私もサクライ印の靴ほしいわー

  • 2014.3.31 読了

    面白かった〜〜!

    主人公・百瀬(猫弁)を中心にして
    いろんな人が取り巻くのですが、
    その点々が だんだん一つの線になる。。。

    予測できるのもあったけど、
    そこ、そうなる?!みたいなのもあって
    面白かった!

    それに 大好きなネコも出てくるし、
    百瀬はもちろん その周りの人たちの
    キャラも 皆 いい!

    これは オススメです〜!

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著者プロフィール

東京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年、『猫弁~死体の身代金~』にて第三回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞しデビュー、TBSでドラマ化もされた。著書に『赤い靴』、『通夜女』などがあり、「猫弁」「あずかりやさん」など発行部数が数十万部を超える人気シリーズを持つ。

「2022年 『犬小屋アットホーム!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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