やりたいことは二度寝だけ

著者 :
  • 講談社
3.40
  • (39)
  • (95)
  • (143)
  • (26)
  • (11)
本棚登録 : 1004
感想 : 141
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062177054

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この方の本初でした。

    返却コーナーにあった。

    アッパッパーが
    UP A PARTS っていう英語だったことに驚き!!!

    そして、著者曰く。
    友達がいなさそうっていう一言のダメージは凄まじい。との見解。
    バカでもブスでも才能なくても貧乏でも、いい友達がいたらなんとかなりそうだけど。

    すげー美人でも。金持ちでも、友達がいないっていうだけで、まじか?
    どんな人なのこの人?
    ってなりそう。

    という。

    しかも、友達がたくさんいそう!
    でも、何か相手をかすかに嘲笑する響きも含まれており、一つ一つの人間関係の薄さをあげつらうようなニュアンスがある。

    だから、友達を軸にするバロメーターは業が深い。と。笑

    それなんかわかるぞ。

    そして。著者いわく水瓶座は相対的にアホが多い気がすると。成績が悪い人は水瓶座が多いと。笑!!!!!

    もうめっちゃ爆笑しました。

    わたし、魚座一歩手前の水瓶座です!!!
    すんげーテキトーだから、魚座のほうが運勢いい時は魚座ー違う時は水瓶座ーって使い分けてる不届き者です。

    ほとんど気にはしないし、見もしないんだけど。

    星占いって読めば読むほどに、何を言いたいの?
    で、なんなの?
    っていうの多いなぁって意味で、
    こういう風にいう言い回しってどうとでも取れるからいいな。って思ってめっちゃ参考にしてます。

    そういうところが、水瓶座のアホさ加減なのかな。笑

    #面白かった
    #色々調べた
    #IKEAの片付け体操
    #ウケた
    #めっちゃ笑った
    #初の著者
    #他も読みたい
    #群ようこさんに似てる
    #多分?歳近い

  • いい意味で評価⭐︎3。
    疲れていて、何もしたく無いけれど何か読みたいな〜という時にタイトルが心に刺さり手に取りました。
    気軽に読めるエッセイ集。
    妖精の話とか、好きだなぁ。
    私の周りには邪悪な奴ばっかりだけど。
    ゴブリンなんかな?

  • あとがきにもあるように、どうでもいい話を淡々と綴ったエッセイ。検索結果、文房具、サッカー、ドラクエなどの話にまぎれ、はっとするようなことも書かれている。

    自分の小説については、夢のない作風、登場人物はたいていそんなに運は良くない、としている。

  • タイトルが秀逸すぎる。子供にタイトルを読み上げられ、は!?という顔をされた。いやいやいや、二度寝最高じゃん、毎日やりたい、毎日二度寝できる人生を送りたい。名久井直子さんの装丁もあいまって、気が抜ける感じがすごくよい。

    読みながら、ヨウムを検索して画像を次々と眺めたし、ブッフォンはこのときの奥様と別れたはずと経歴検索し、アズーリたちのゴシップをたくさん知った(彼らのゴシップを読むと長友がアモーレとか言うようになってもしょうがないと思う)。まんまと津村ワールドに引きずられている。
    ソファーや布団やこたつでゴロゴロしながらダラダラと読むべき本。

  • 本当にどうでもいい本だった。30台前半の女性ライターによるエッセイ。
    おもろーが2割、つまらんが8割という感じ。ドラクエの話と、目を閉じていると見えてくる何かの話が印象に残った。

  • 共感してやまない本書のタイトル、刊行当初から気になって仕方なかったのですが、今になってようやく読んでみたのでした。

    ノートに注がれる情熱に目をみはりました。
    すてきなノートを見かけるとつい買ってしまうけれど、もったいなくて使えないのは私も同じ。
    でも、普段使いのメモ用に、職場で出た裏紙を使って、ノートを自作しているというのにびっくり。
    しかも、版型、枚数、罫線の有無や切り離せるミシン目まで、細部までこだわった条件付きなのです。
    このこだわりノートにメモされた、日常の中のふとした場面や言葉が、津村作品の魅力になっているのですね。

    あと「出血大サービス」という言葉に関する短い考察に、笑いながらも大いに共感しました。
    字面のインパクトのせいで、目に入るたびにぎょっとしちゃうんだもの。
    「有無を言わせない切迫と勢い」、「目を背けられないアナーキーさ」、わかるわかる。

  • 面白いのだけど、最後まで読み通せず何回かに分けて読む。なんだろう体調?淡々とした事柄についての内容?
    皆の感想を読んで枕言葉のように「芥川賞作家」とあってそうかぁ津村さんって芥川賞作家だったのねといまさらながらに思う。初期の頃の作品をあまり読んでないからであろうか。

  • 分相応な幸福を、一人で維持していくために
    外圧に逆らうために働く。
    29歳が転職のリミット。
    八年くらい前から特に変わってないんだな。

  • 津村記久子さん「やりたいことは二度寝だけ」(2012.6)、タイトルに魅かれて読みましたw。エアコンのある現代に生きる貧しい自分とエアコンのない時代の貴族や豪商では、どちらが快適に過ごしているか?!、会社のトイレの便座に座ってうつらうつら考えていらっしゃるそうです(^-^) 二度寝の話を期待して読み進めましたが・・・。あとがきに、「二度寝について読みたかったのに」という方がいらっしゃたらすみません。とありました。できる方です(^-^)

  • なんでなん? あんなに小説はおもしろいし、対談で話してるのもおもしろいのに。エッセイはそんなにおもしろくない。言ってることに賛成もしたりするけど、おもしろくないの。

著者プロフィール

1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で第21回太宰治賞。2009年「ポトスライムの舟」で第140回芥川賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞など。他著作に『ミュージック・ブレス・ユー!!』『ワーカーズ・ダイジェスト』『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』『やりなおし世界文学』『水車小屋のネネ』などがある。

「2023年 『うどん陣営の受難』 で使われていた紹介文から引用しています。」

津村記久子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×