満月ケチャップライス

著者 :
  • 講談社
3.38
  • (16)
  • (56)
  • (91)
  • (15)
  • (2)
本棚登録 : 384
感想 : 82
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062180122

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 市図書館にて。桜さん推薦。

    読み始め、前半は楽しく読んでいたはずだが、後半に近づくに従い、イライラと投げ出したくなった。オウム真理教関連もそうだが、なによりも息子の変化を『ちゃんと中学生の顔になったもの』で受け流してしまう母親が気に食わなかったのだと思う。この母親だからこそ、中学生の語り手が光るということは理解できるが、いやいや。

  • 真似したい料理が多いしチキさんのキャラもいいけど
    某宗教団体とか性的虐待とか絡めるべきだったのかなぁ…と
    あの事件関連は見てて怖いしオチもうーん…て感じです

  • 2015.2.28読了
    久々にこういうほんわかする話を読んだ。家族ってこういうことをいうのかなと。綺麗なタオルと卵があれば、いい家庭の証拠だったり、同じ釜のメシを食べることで家族になるってのもとなるほどなと。お互いがダメなとこやら危ないとこもあるんだけど、それを家族だから補い合いながら生きて行けるというのね。最初から家族ではなく、家族になるのね。その意味では深い。
    チキさんが超能力を使えたり、料理がうまかったり、そのくせ女の家に簡単に居候しちゃう人。まぁ、させる方もさせる方なんだけど。
    こんな作風なら他のも読んでみよう。今度図書館で探してみる。

  • チキさんのキャラクターとかとても良くて優しい良いお話なのに…なんでオ○ム教団と絡めちゃったかなぁ。超能力うんぬんとの絡みからだろうとは思うけど、現実にあった事件を出してしまったせいか、途中から何かすごく居心地というか読み心地が悪くなった。ほんと残念(><。

  • ここまま
    ある日転がり込んできた謎のモヒカン男、チキさん。さみしがりやで不器用でこの上なく優しくて家族の愛に飢えている。そしてとびきり料理上手なチキさんが作るものはどれもおいしそうで、ぜひ真似したい。子供たちにとって不審人物だったチキさんが、兄妹と家族の絆を築いていく過程がとてもよかった。でも、みなさんが感想で言っているように、例の宗教団体のくだりは、も少しさらっと触れる程度でよかったかな。主題がぼやけてしまって残念。和製メリーポピンズの物語でした。

  • あ、そういう話なんだ…
    ちょっと風呂敷広げ過ぎ?

  • 私は好きじゃないです。
    何が言いたいのか、伝えたいのか
    話をどこに持っていきたいのか
    読んでいても読み終わってもわからなかったです。
    現実世界での出来事や芸能人を使うのも私の肌には合わなかったですね。

  • 「満月ケチャップライス」朱川湊人◆突然現れ、家族同然の存在となったチキさんは料理とスプーン曲げが得意な超能力者。しかし謎の組織に追われていて…?チキさんのお料理は作りやすそうだし美味しそう。主人公の男の子が頑張り屋さんで可愛いけれど、実際にあった事件を絡める必要はなかったかなぁ

  • ちょっと味付けの一風変わったジュベナイル小説。自分の不注意の事故で妹の脚を悪くしてしまった中学生の僕が、軽めの超能力のあるチキさんとの交流の日々を振り返る。
    と粗筋書くとなんか違うな。

  • やっぱり面白いなあ〜人が人らしくて、場面が頭に浮かぶ文章で、超能力とか宗教とかもちろん大事な設定なんだろうけど、それ以前に自分も中に入ってしまいたくなる物語。一気に読んでしまいました^ ^

全82件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

朱川湊人
昭和38年1月7日生まれ。出版社勤務をへて著述業。平成14年「フクロウ男」でオール読物推理小説新人賞。15年「白い部屋で月の歌を」で日本ホラー小説大賞短編賞。17年大阪の少年を主人公にした短編集「花まんま」で直木賞を受賞。大阪出身。慶大卒。作品はほかに「都市伝説セピア」「さよならの空」「いっぺんさん」など多数。

「2021年 『時間色のリリィ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

朱川湊人の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×