著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062194853

感想・レビュー・書評

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  • 台湾の歴史はほぼ知らなかったので不安でしたが、面白く読むことができました。
    時代背景に戦争の恐ろしさが見え隠れしているのだけど、てんこ盛りなお話しで、まさにエンターテイメント!

  • 不思議な読後感。台湾のじっとりした蒸し暑さが伝わってくる。それだけでなく土ぼこり舞う中国大陸の空気も。

  • 殺された祖父の軌跡を追うことを軸とした、台湾の若者の人生の話。色んな描写が生き生きとしていて大陸に生きる人達の息吹とか、力強さを感じた。

  • 2021.2.14-377

  • 面白かった!!!

    キャラクターとして好きなのは小戦、毛毛
    良い……としか言えない
    最初は台湾か……難しいかな……と思っていたけど全然読みやすかった!
    内容の青春、ルーツを巡る出来事や胖子の恋愛模様や主人公の初恋、など全部楽しめたので良かった。
    読後感も良いし、人生の追体験が出来たようで嬉しい。
    悪い良いで片付けない部分が自分は好きなので、そういう曖昧さや、人生の一瞬一瞬を喜ぶような切り取り方を読み取れて凄く面白く感じた。

    あと、言葉の選び方なんかもかなり好きだった。

  • 姉に借りて読了。
    中国と台湾と日本を舞台にした中国出身の台湾人を主人公とする小説である。著者が日本人であるせいか、台湾人の主人公が日本の文化にどっぷり浸かっている感じがするのに違和感を感じた。それはそれとして、効果的なセリフが中国語になっており、また台湾の食べ物が小道具して使われ、植物園や淡水など台北にいったことのある人ならいろいろ懐かしい道具仕立て。日本が戦時中何をやってそれが中国に与えた影響について考えさるなかなかのエンターテインメント小説でした。文章も読みやすいがこれを翻訳したら台湾の人がどのような感想を持つか聞いてみたい本だった。

  • 内容紹介
    2016年本屋大賞ノミネート!!
    選考委員満場一致の第153回直木賞受賞作。
    「20年に一度の傑作。とんでもない商売敵を選んでしまった」(選考委員・北方謙三氏)
    「私は何度も驚き、ずっと幸福だった。これほど幸せな読書は何年ぶりだ?」(選考委員・伊集院静氏)

    何者でもなかった。ゆえに自由だった――。
    1975年、台北。偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。
    内戦で敗れ、追われるように台湾に渡った不死身の祖父。なぜ? 誰が?
    無軌道に生きる17歳のわたしには、まだその意味はわからなかった。
    台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。歴史に刻まれた、一家の流浪と決断の軌跡。

    グダグダとしたエピソードは読み飛ばし何とか読了。
    高評価の理由が分からない。
    祖父を殺した犯人探しがベースにあるが、主人公目線の物語の進行も内容も退屈であり、読み進めるのが苦痛。
    犯人は祖父が中国から引き取って来た叔父さんになるが、家族を祖父に殺された事に対する復讐だった。

  • 子供時代を捨てて大人にならなければいけない部分と、子どもであることを持ち続けなければならない部分。

  • 2018/4/5
    面白い。

  • 直木賞受賞作。知り合いが絶賛していたので。台湾出身の作者の渾身の一作といったところ。名前が覚えにくいのが難点。

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著者プロフィール

1968年台湾台北市生まれ。9歳の時に家族で福岡県に移住。 2003年第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞の長編を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で、作家としてデビュー。 09年『路傍』で第11回大藪春彦賞を、15年『流』で第153回直木賞を、16年『罪の終わり』で中央公論文芸賞を受賞。 17年から18年にかけて『僕が殺した人と僕を殺した人』で第34回織田作之助賞、第69回読売文学賞、第3回渡辺淳一文学賞を受賞する。『Turn! Turn! Turn!』『夜汐』『越境』『小さな場所』『どの口が愛を語るんだ』『怪物』など著書多数。訳書に、『ブラック・デトロイト』(ドナルド・ゴインズ著)がある。

「2023年 『わたしはわたしで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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