- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062565158
感想・レビュー・書評
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当時、わたしは小学校一年生だった。詳細は全然知らなかったけど、何となく記憶に残っていた。
こんなに壮絶な事故だったとはというショック。そんな中で必死に遺体の検屍や修復に携わり、遺族を支えた方々の存在と苦悩に心を打たれました。そして改めて人のいのちについて考えさせられました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日航機墜落事故の遺体の身元確認を担当した男性のノンフィクション。
壮絶な現場であることはわかったけど、いまいち訴えてくるものがなかったのが残念。 -
考えさせられものだった
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日航ジャンボ機墜落事件の遺体引き渡しを主導した警察官が語った事故の記録。
活字を読むことすら嫌になるような凄惨な状況。あまりの現場に苦痛にゆがむ、警察、医者、遺族、そして日航職員。彼らの誰もが、あまりにあっけない人間の死に翻弄され、成す術なく振り回される姿が痛々しい。しかし、だからこそ懸命にその悲劇と向き合おうとする人々の勇気に胸が打たれる。個人的には、赤十字の職員たちが健気に頑張るシーンに最も感銘を受けた。
とにかく人間の生と死をこれほど強烈に感じた本はなかった。また、あまり信頼していなかった警察や医者に対して、改めて敬意を払うようになった。 -
御巣鷹山事故の記録
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泣いた。号泣。タオルでぬぐいながら読んでいた。
私が、19歳の暑い夏。
板前見習いをしていた俺。
寿司屋の流し場から仕込みが終わったネタをカウンターへ
もっていた時に流れたNHKラジオのニュース速報。
札幌も暑い夏の日だった。
そして、2011/3/11。
どうしても重なるんですよね。捜索場面が。
そして今年の御巣鷹では、やはり、共同で祈りが捧げられた。
現場のことを理解したければ、一度読んでください。 -
生きることについて深く考えた。
いつどこで死ぬかわからない
自分の命愛する人の命、大切にしたいと強く思った。 -
この本は日航機123号便が墜落したときに現場で事故処理の現場指揮をしていた人間による手記です。飛行機事故というものがに凄惨なものであるかをまざまざと見せつけてくれます。
この本は日航機墜落事件の際、事故現場の指揮を取った捜査官が綴った手記で、この本を僕が手に取ったのは僕が当時、『沈まぬ太陽』を読んでいて、御巣鷹山の事故現場のことを補完するためだった。ここには現場の様子と、遺体確認に従事した医師や日赤の看護師たち。自衛隊や群馬県警の様子が描かれているのですが、戦場ともいえるような遺体収容現場で粛々とあくまで自分の仕事を
為そうとする警察官や看護師や医師たちがすさまじい迫力でした。
事故現場のことに関しては、一言で言うと。エグいです。メチャメチャエグいです。この件に関しては具体的な描写を一切ここにはあえて掲載しません。乱暴な言い方ですが、どうしても「真実」を知りたいのでしたら、自分で確認して下さい。ただし、自己責任でお願いします。僕個人に関して言えば、あまりにショックで、しばらくの間一切の事が何も手につきませんでした。
ただひとつ言えるのは、墜落の際にひとりあたりにかかった衝撃が980tであったそうで、これは、広島型原爆の爆心地にいた犠牲者や原爆ドームが受けた衝撃の28倍~30倍だそうです。人間がそんな強い衝撃を受けると、こういうことになるのかということがよくわかります。ここでは書くことが出来ませんが、飛行機事故の恐ろしさをこれほど如実に示した本はありません。 -
日航123便墜落事故の際、遺体の身元確認作業の責任者としていた著者が当時の現場の様子を書いた作品。
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想像を絶する強烈な内容です。