「進撃の巨人」と解剖学 その筋肉はいかに描かれたか (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062578929

作品紹介・あらすじ

「巨人」の異様かつ圧倒的迫力の造形が、多くの読者を惹きつけているコミック話題作『進撃の巨人』。社会現象となっている作品の魅力の根源とは何か? そしていまだ作中で謎につつまれている「巨人」とは何か?この二つの大きな「問い」に、「美術解剖学」という学問の知見をもって挑む。かつてない試みの新書が登場。
「超大型巨人の顔の白ひものようなものは筋肉なのか骨なのか。まるでエビやカニの殻のような外骨格が顔を作っている、はじめはそう考えられたのだが……」

マンガ・美術鑑賞にも、そして未来の漫画家・美術家・イラストレーター・デザイナーにも役立つ内容です。

感想・レビュー・書評

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    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99712662

  • 事務職会社員をやっていると人間の骨格や筋肉を考えることがないので、「進撃の巨人」という身近な話題から分かりやすく入り込めるこの本は良かったです。

  • タイトルから連想した内容では無かった。普通に人間の筋肉と骨の説明が長過ぎる。進撃の巨人の造形美についてもっと書いてあるかと思った。ただ、女型の巨人の身体の丸みは人間のように脂肪では無く乳房まで筋肉って言うのは確かにそう見えるし面白いなぁと思った。

  • 美術解剖学という分野から進撃の巨人を読み解く本。解剖学の勉強にもなり、それを多種な巨人の特徴に当てはめ解説しているが、自身は多少なりとも骨格(筋肉には疎い)は分かっていたものの、多くの人には本書の中盤は骨格筋肉の話なので、かつあくまで本書は巨人を解剖学的に説明するもので、進撃の巨人のストーリーなどの説明と期待した人にはあまりオススメできないというのが本音である。
    しかし個人的には、こう言った進撃の巨人の世界観は単に作者の創造だけのものでなく、人体の作りが基盤になったもので、だからこそヒットした要因になったものと思えた。

  • 美術解剖学なるものを教える著者による作品。
    絵を描くときに人体の構造(骨格と筋肉)を知っているか知らないかではキャラクターの質感や存在感に大きな差が現れるため、芸術の分野でも解剖学を学ぶらしい。
    皮膚がない筋肉だけの人体模型かっこよすぎん?いろんな筋肉が重なって出来上がる人体の造形美に改めて感動した。
    個人的に進撃の巨人も愛読していたからこんなに細かいところまで考慮して描写していたのか、と驚いた。

    次の本でもっと詳しい人体の構造を学びたい

  • なんか難しい

  • とりあえず、"美術解剖学"なる分野が存在すること自体、初めて知った。以上。
    ...って感じか。BLUE BACKSなので、もう少し深さとか味わいとか、"ほほー!"(WAO!)って感じを味わいたかったが。

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著者プロフィール

解剖学者・美術批評家

「2021年 『養老孟司入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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