音楽の海岸 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062634816

感想・レビュー・書評

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  • マイ・ベスト・龍小説。ここから入りました。

  • グロテスクで即物的な描写の背後で、かすかに美しい旋律が流れ続けているようなお話。

  • 音楽とは、誰かの感情に訴えかけたり、聴いた人間が勝手に解釈するものではない この視点で現代の音楽を聴くと、まともに聴ける音楽はなくなってしまう なぜなら音楽というものに、未来の希望や感情の迸りを託して聴いている人間ばかりだから

  • すべてが好き嫌いの直感で書かれたように見えて、そこに言葉による意味づけがきっちりされるところが村上龍のすごさだと思う。
    音楽という言葉に換言しにくいものは、たいてい感情優先の馴染めないものばかりだ。でも、気持ちに左右されずにそれを伝える圧倒的な言葉の力がここにはある。すごい。

  • なかなかはーど

  • 随分前に読んだのに、更新し忘れてました。
    えー、私は村上龍が苦手です。
    今までも、何冊か読みましたけど、なんていうか、まわりくどい感じがしてダメだったんです。
    で、それを友達に話したら、これはそんなことないから読んでみなと言われて。
    うん。これはよかったです。
    こういう感じなら、全然読めますし、むしろ好きな感じです。
    最後の方で、共感してしまうページが何ページも続いて、一気に私の中の村上龍感が変わりました。
    で、他に村上龍で、私が読めそうなのってありますかねぇ?

  • 交わす会話のなかでの感覚の表現が最高!続編あれば星5つ。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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