ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)

著者 : 村上春樹

• 講談社 (2004年10月15日発売)

感想・レビュー・書評

[ぷりんさんの感想 · 2023年12月21日]

雰囲気、文体全てが良い。ユキがとても魅力的。
「文化的雪かき」のような仕事、私は良いと思った。
ハワイに行きたくなる。

[ぽんさんの感想 · 2023年11月28日]

とっても面白かった。
「少なくとも公平になろうとする努力はすべきだった。」

[まつさんの感想 · 2023年11月10日]

とりあえずピナコラーダが飲みたい

[スコットさんの感想 · 2023年6月22日]

4部作読み切った達成感とまだどこかでこの物語が続いていそうな感じがとても不思議。
p.210からのディック・ノースの死についてユキと僕との会話の場面は心打たれた。

鼠、ジェイズバー、ピンボール、双子、イルカホテルの支配人、キキ、メイ、ジューン、五反田君、ユキ、アメ、ディック・ノース、ユミヨシさん、羊男、僕…思い出せるだけの登場人物を挙げてみるとそれぞれ個性しかない。

まだまだ読みたい村上作品を1冊1冊大事に読みたい。

[ワビサビさんの感想 · 2023年1月21日]

羊をめぐる冒険から続けて読んだ。知人にダンスダンスダンスも読んでみてと勧められ、どんな内容か聞いたところ「主人公がダンスするんだよ、ステップを踏むの」と言われ羊の話からどう展開するのかワクワクしながら読み進めた。 結論から言うと羊をめぐる冒険ほどのワクワク感はなかった。ずっと同じテンションで話が進んで行く。それも上下巻… 主人公は、繋がれた世界を決まったステップを踏んで物語が進む。それだけ。 それでももう一度読みたいと思う。不思議な物語でした。

[きいろさんの感想 · 2022年11月10日]

最後の方はこっちまでドキドキしながら読んだ。いろんな人が出てきて絡み合い、最後につながっていく。謎は謎のまま。

[秋桜さんの感想 · 2022年3月13日]

下巻に入り、村上春樹ワールドに入り込めない。ただ優しい人柄が垣間見える。

[アマネさんの感想 · 2020年5月17日]

村上作品の中で最も好きな作品の一つで所謂初期三部作の最終作。とりわけ五反田君とユキの魅力がすごい。続編出して欲しいけど流石に出ないかな…

[ふらぱんさんの感想 · 2020年4月17日]

色々な不思議な出来事がつながっていくのが面白い。
人が次々と死んでいくが、それは宿命であるかのように思え、あまり嫌な感じはせずに読めるのが、不思議なところである。
村上春樹の作品をしばらく読んでいると、自分の中に住み込んでくるもう一人の自分が「やれやれ」と頻繁に言うようになるので厄介である。

[寧さんの感想 · 2020年1月25日]

すべてを失った｢僕｣の再生のストーリー。
物語は全編を通して主人公を後押ししており、作者の救いの意思が感じられる。いつもはどことなく諦めが漂う感じで終わる作品が多い村上春樹ですが、この作品のラストは現実を生きようする意思が強く感じられた。最後のセリフは美しい希望に満ちていて、前向きな気持ちになれる。

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。