ブルー・ブラッド (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062753807

感想・レビュー・書評

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  • 妻を亡くし、家に引きこもりがちになった著名な映画評論家のミッチは、歴史的な建造物が立ち並ぶ、地上の楽園の島・ビッグシスターに引っ越すことになる。
    閉鎖的な住民たちにも気心がしれてきた頃、自宅の庭で死体を掘り起こしてしまう。
    派遣された警部補・ミトリーの調査によって不穏な過去が明らかとなり、楽園の島に不吉な影が落ちる。、

  •  アメリカとの文化や制度の違いがあり、わからなかったり、理解できないところがあった。それと同時にそれらの違いからアメリカを感じた。細かいところは分からなくても話の内容はわかり、物語を楽しむことができた。
     キャラクターについての説明が細かく、かつ独創的だなと感じた。

  • ちょっと太めの映画批評家とドレッドヘアの女性警部補が連続殺人事件に挑む!ミッチ・バーガーは、NYで最も権威のある新聞のコラムを担当する映画批評家。コネティカット州のビッグシスター島で生活をはじめた彼は、家の前に埋められていた死体を発見してしまう。女性警部補とともに犯人を追いはじめるが、死体の数が次々と増えていく・・・。

    デイヴィッド・ハンドラーの「ミッチ&デズ」シリーズ第一弾、7年の積読期間を経てようやく読み終わりました。本書は映画批評家のミッチと刑事のデズの出会いが描かれます。ホーギー・シリーズはスタイリッシュな都会派ミステリという感じですが、こちらは素朴で大らかなミッチが主人公ということでガラリと変わった雰囲気のシリーズになっています。
    第2弾も積読状態ですが、いつの間にか5冊目まで出ていました。なかなか面白かったので、ボチボチ読んでいこうと思います。

  • ホーギー&ルルの次のシリーズ、今度は映画評論家の白人男性と凶悪事件担当の黒人女性。

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  • 久しく積読だった本書。読んでみたら面白かった。ハンドラーの名前はかなり以前から知っていたが、作品を読むのは初。読まずにいたのが悔やまれる。ミステリーでありながらユーモアもあり、どこか文学的な繊細な面もあるデジリーとミッチの物語は、これ以降もシリーズになっているらしいので、早速読もうと思う。

  • ハンドラーのホーギーシリーズが大好きだったのにぜんぜん新作が出ないので、仕方ないからハンドラーの新シリーズを読んだ。まあまあですね。ホーギーとルルにはかなわないけど、ミッチとデズも悪くないです。読み始めたときになぜか最初からミッチがジャック・ブラックというイメージになっちゃって、最後までどうしてもジャック・ブラックが頭を離れなかった。あんなに太ってないはずなのに。ミッチ&デズシリーズも読もうと思ってるけど、ジャック・ブラックが邪魔になりそうな予感。

  • 作者のデイヴィッド・ハンドラーは都会派ミステリー、ホーギーシリーズで知られているがこのブルー・ブラッドの主人公ミッチ・バーガーは、少しメタボぎみ、32才の映画評論家だ。妻を病で亡くし、傷心のミッチがニューヨークからコネティカット州ドーセットのビッグスター島にコテッジを借りたことから事件に巻き込まれて行く。ミッチとともに事件を解決へ導き、ついでに恋に落ちる(?)黒人女性警部補デズ・ミトリーとのからみも本書の読みどころ。主人公のおおらかで自然派なところが、なんとも心なごむミステリー。シリーズ続編も楽しみな1冊でした。

  • ハンドラーの新シリーズ一作目。
    安定した上手さを感じさせます。
    今回の主人公ミッチは映画評論家。
    仕事では成功しているけど、ほとんど引きこもりだったのが、気分転換に滞在した土地で殺人事件に巻き込まれ、ヒロインのデズに出会います。こちらは凶悪犯罪課の警部補、すらっとした長身の黒人。
    カッコイイ上に、絵の才能があり、捨て猫を救うボランティア活動に熱心。
    早速、ミッチにも子猫を渡します。
    名門のペック家所有の美しい島で離れを借りたミッチは死体を発見してしまう!
    ブルー・ブラッドというのは貴族の血は青い、というやつで、名門の人間の血は冷たいという意味。
    ペック家の元お嬢様で今も綺麗な島の女主人、彼女の不安定さを心配してつきまとう元夫、若くセクシーなその後妻、ゲイの息子など、登場人物は鮮やかに描き分けられて、面白い。
    事件ははっきりした輪郭で、筆致は明るく、今後を期待出来るシリーズですね。

  • 「ホーギー・シリーズ」のデイヴィッド・ハンドラーの新シリーズ。今度は田舎というか、自然豊かな島が舞台で、風景を思い浮かべるだけでもここちよくて楽しい。でも、主人公はシニカルなオタクの映画評論家で都会っぽさは残っているし、会話にユーモアがあっておしゃれな感じはやっぱりハンドラーらしい。この主人公、実は妻を亡くしたせいですっかり引きこもってしまったんだけど、その彼が、やっぱりちょっと変わっている女性警部補と次第に心通わせるようになって立ち直っていくところがいい。この先ふたりがどうなるのか楽しみ。古い映画の話がたくさん出てきて、詳しかったらさらにおもしろいんだろうなあ。

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