ハゲタカ2(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 222
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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756891

感想・レビュー・書評

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  • 分かりやすさ度☆☆☆☆★
    感想:時間を忘れて読めます。キャラクターが魅力的なのでスーッと経済用語も入ってきます。
    TOPIC
    1)鷲頭雅彦の上から下まで楽しめる。
      TVドラマとはだいぶ違う小説版の鷲頭キャラクターはものすごく人間くさいですがかっこいいです。
      小説の中で色んな人にビジネスや経済だけでなく、生きるとはとは何かということを教えています。
      なのでついでに我々も学んでしまいましょう。
      
    2)リンハットフォードのカワイさに注目しましょう。
      女性もいろいろ出ますが、ビジネスモードと女の子モードのリンハットフォードにときめきましょう!
     
    3)結局アランが死んだ理由は何だったんだろう・・
      上巻から続いている最大の謎。結果は明確には記されてはいないので
      文脈の中から読者がそれぞれで推理して行くのが良いかもしれません。

    【読書時間(H)】3H

  • これは本当に面白かった! 鈴紡(多分カネボウ)の話は序章で曙電機(多分富士通)の買収劇はアメリカの武器会社のファウンドまで絡み、鷲津が今まで所属していたアメリカファンドを首になり、自前でファンド立ち上げそれに立ち向かっていく。前半の鈴紡での極秘機密等も使いながら、今までの政治がらみでの負けを最後の最後で逆転勝利をするところは
    読んでいてすっきり!こんな買収に関係する方法が有ったなんて、三洋の買収とかでホワイトナイトとか、島耕作で読んだり、新聞紙上でにぎわせたポイズンピルとか以外にもいろんな方法が有ることを知った。
    ウ〜〜ん、本当にためになったが、こんなことを考えるとは普通は思いつきません。脱帽です。

  • 

  • これは面白かった!
    本の中で扱われている買収案件のうちいくつかはモチーフがあると思ってたけど、全部モチーフがあるらしい。勉強しないと。会社経営とか買収とかには興味を持ったことなかったけど、気になるようになった。
    企業買収と言うと金を積んで強引に会社を乗っ取るイメージがあるけど、友好的な買収を優先するファンドもあるというのは知らなかった。
    この本を読んで、経済の仕組みはいろいろ面白いと思った。

  • 久しぶりに深夜2時まで起きて最後まで読んでから寝る。睡眠4時間覚悟。面白くてやめられなかった。

  • 金融界を舞台に、人間だとか日本を書いているんですね。

    登場人物みんな、それぞれ魅力的です。(だいたい)みんな信念を持っていたり何かを守っていたりする。
    (※飯島さんも、私は結構好きです。)

    ただし、その守り方とか守るものが、「正しい」かどうかは別ですが。


    いやーそれにしても!! 最初読んでて、冒頭のあたり、びっくり!!!でした!!!
    上巻を読んでいてもまったく想像がつかない進み方をしていました。

  • 同僚の方に薦められたハゲタカⅠ~Ⅱを、一気読みしてしまった。
    NHKのドラマや映画を見て面白い!と思ってたが、小説の方が上。
    小説になりやすいM&Aの裏側の攻防だけではなく、専門的な部分も程よく説明してあるので興味深い。
    最近はターンアラウンドマネージャーや、企業再生の話はあちこちでも耳にするので、小説が出た時ほど目新しくはないのだが、どういう仕事でどんなことをやるのかが見えてきた。
    会社とは如何にあるべしという事についても考えさせる部分があるし、ビジネス書並みに得られるものがあったと感じる。
    こうなると既刊のレッドゾーンや近々に出るとの噂の第Ⅳ弾にも目を通したくなる。

  • 鈴紡の処理の1年後、曙電機買収をめぐる動きに鷲津と芝野が巻き込まれていく。

    対立していた2人の共闘、軍事産業をめぐる買収など、これまでの話で1番楽しめた。事件の核心は本作で回収してほしかったけれども。

  • リンより貴子さんが好きです。どうする鷲津さん!?

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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