ハゲタカ2(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756891

感想・レビュー・書評

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  • ハゲタカシリーズ第2弾です。
    この第2弾までが、ハゲタカ(ドラマ版)のストーリーになります。

    が、だいぶ違います。

    ただ、主人公:鷲津政彦の一番弟子だったアランが鷲津から離れて行き、しかも、
    裏切った。
    また、なぜ映画版には出て来なかったのか謎が解けました。

    けど、逆に原作に近い形にして欲しかった…。

    そうすると、6話では収まらなかったろうなぁ~。

    (原作も謎が謎のまま終わってしまったし。)


    この作品はやはりヒューマンドラマですね。
    ヒューマンドラマをより強く魅せるために企業買収ドラマにしてますが…。

    な~んか、これを読んでると
    “俺、全然頑張ってないし、やらなきゃいけないことも、やれることもやってないなぁ”
    と痛感させられちゃいました。

    心機一転、やってみようかなぁ~。

    けど、意志が弱いからなぁ…。
    (;^_^A アセアセ…

  • ハゲタカシリーズ第二弾
    日本の高度経済成長に寄与した名門二社、曙電機と鈴坊の堕落、転換、期待を、新生企業や外資ファンドとのMA勝負の中で表現される。
    さらに、坂口安吾の考え、
    人は必ず堕落する。
    であることを行間に
    幾度となく挿入する事で
    人の弱さと警戒をしめす。

  • 20111208

  • まだ続くのか!?という感想。腐った日本をバイアウトする!ってスタートだったけど、だんだん別の方向に。。 全ての悩めるビジネスマンは一度読むことをお勧めします。

  • 何が面白いって、鷲津さんの思考。

    人の心を、心の変化の先の読み、行動を読み、それが与える影響を読んで、
    先回り、種まき。

    ハゲタカⅠを読んでそんなに女性に奔放だった印象がなく、Ⅱの描写に違和感があった。
    女性を口説くのに駆け引きしないところは好感度高!

    あ、そうか、リンがいたからあまり乱れてなかったんだね。


    上下巻通して、アランは死ななくても良かったのではないかと思っていたのだけど、
    羽をもがれた鷲津がもう一度羽ばたくには、そんな理由を作っておく必要があったということなのでしょうか。

    ただ、アランもリンもいなくて、サムが少し距離を保っているからこそ、鷲津の思考がⅠよりさらに冴えていたように思えた。
    もちろん新たに優秀な部下はいたけれど、Ⅰよりもチームとしての魅力はなかったよ。その分ボスの魅力が輝いていた。

    個人的には貴子とミカドホテルの行方がすごく気になっていたから、そこにあまり触れられていないのが意外だった。
    ここについては、レッドゾーン(Ⅲ)でも描写があるに違いないと思って、楽しみにしよう。

    美麗についても。

  • 今クライアントが小説ハゲタカのような状態なので、臨場感をもって読むことができました笑。
    民主主義は弱肉強食〜

  • 「ハゲタカⅠ」と比較して、よりドラマ要素が強くなっている。
    このドラマ要素には「主人公たちの私情」と「小説としての盛り上げ裏」がある。小説として人間ドラマを描いていたり、話が大きくなっていったりした方が体を保ちやすいのである。
    しかしそもそもこの小説のコアバリューは「情報小説」であることなので、このバランスを取ることは難しい。フィクション色があまりにも強くなるとSFになってしまうし、SFにしては面白くないので価値がなくなってしまう。

    今回はまだ情報としての価値を保っていました。

  • つづくんかーい。

    アランの死因は次で明かされるのでしょうか。。。。

  • @singapore

    企業は大変。イメージが変わった。

    外資のしたたかさ、というより日本企業の脇の甘さ?に気がいった。

    会社で働くとは大変なこと。

    ハゲタカから学ぶことは多かったし、何より内容を楽しみながら、ってのが一番。

  • 話のスケールがとても大きかったが、読んでいて、ゾクゾクさせられた。
    このゾクゾク感故、既(すんで)の所4つの評価をつけるが、続編はもういいかな‥という気分。

    ただ、この本を読んでいれば、M&Aに関する一般知識・用語は覚えられるのだろうな、と思ったので、そういった副次的な効果を求めている人には重ねてお薦め。

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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