ハゲタカ2(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2540
感想 : 222
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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062756891

感想・レビュー・書評

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  • 2016.2.14
    一気に読了。
    鷲津の戦略は読んでて面白いな。
    経営者も幸せにならないと、その企業はいい会社とは言えない。経営者もステークホルダー

  • 曙電機とシャインの合併の裏に潜むプラザ・グループ。ゴールデン・イーグルこと鷲津の闘う相手としては巨大過ぎるプラザ・グループだがこの男が燃えない筈はない。芝野、飯島、そしてリンとの間にある不思議な因果、そして亡きアランへの弔い。ゴールデン・イーグルは狙った獲物を逃がさない!

  • 11.21

  • 鷲津という人間が凄すぎて、現実味がないなぁと思いながらも最後までぐいぐい読ませる展開。そろそろ誰かに刺されるんじゃないかと思っていたので、無事で良かった。

  • 一気に読みきった感じだ。
    真山仁の 筆運びは リズムがあり テンポがあるね。
    鷲津政彦の中にある葛藤が 
    堕落論と絡んで 妙に現実味があり
    そして 本人が仕掛けている と思いながらも
    結局は 仕掛けられている ところが
    人間の生き方の ありようなんですね。

    芝野が いつも 貧乏くじを ひいているような
    役回りでも、自分なりに 受け止めていること
    引き受けている ことが 何よりも すごいことだと
    思いますね。
    首を切る と言う当事者は 精神的にも 大変だよ。

    アランが なぜなくなったのか?
    美麗とは、だれ。
    この物語は まだ続くのだろうか?
    どこかが 消化不良ですね。

    社員の幸せを実現する会社は
    経営者は どうあるべきなのか?
    自分の欲を出してダメだ と言う考えと
    自分の欲を出さなくては しょせん 会社をやる意味がない
    という ことだよね。

    『真の事業再生家は、数値化できない魂の部分を見抜くことで、その企業の価値を判断するべき』

    『自然界には正義もなければ、悪意も善意も存在しない。弱肉強食の中で食うか食われるかの生存競争があるだけだ。』

    ふーむ。
    人は 戦い そして 安穏を求め、死ぬために生きている。

  • 前作「ハゲタカ」の続編で、「ハゲタカⅡ」の後編。ここまで来ると話が大きすぎて、リアルを感じずに逆にすごい。しかし、主要参考文献一覧を見てみると、「企業買収の焦点」や「経営不在 カネボウの迷走と解体」など、やはり当時の日本経済を取り巻く環境をフィクションにしている様子が分かる。新書が出てすぐに読んだが、もう一度読み直したい本の1シリーズ。

  • 感想は上巻にて

  • ホライズンをクビになり、きつねうどんファンドを立ち上げる!?

  • さすがに最後はまとめてきたけれど、貴子さんとかアランの死とかちょっと扱いがぞんざいではないかと…

  • 経済小説やっぱり得意ではないのだけど
    分かりやすくてダイナミックで
    なにより登場人物が魅力的なのが良い。

    そしてまだ続くのね。

    全然どうでもいいけど前作から何と無く芝田=唐沢寿明のイメージがついちゃってて
    今作でもそのイメージが離れなくて厄介だった。

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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