転落 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
2.68
  • (9)
  • (41)
  • (108)
  • (95)
  • (26)
本棚登録 : 729
感想 : 102
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062763356

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 後に残るのは不快感のみ。

  • 何か事件が起きたとき、加害者が責められると思うだろう。けれど、実際は加害者だけが責められるわけではない。被害者にも落ち度があったから事件が起きてしまったと責められることも多々ある。被害者なのに責められる理不尽が主題の作品でした。

    主題自体は面白いのだが、登場人物の心が廃れすぎている気がした。

  • 人殺しをしてしまったホームレスをかくまう話
    複雑な人間事情を書きたかったのかと思うけど、そんなことにはならねーよって思ってしまった。

  • 「あなたを驚愕させる結末」

    読み終わったあと、何回かチェックし直しました。私の単行本だけ落丁してるのかと思った。


    あれぐらいで人を驚愕させるつもりだったとしたら、ちょっとおこがましいですね。
    ホームレスが女だとか、かつての友達だとか、いちいち小出しにして興味をつなぐ魂胆なのかもしれないけど、普通に読んでたら早々にわかること。一歩ずつ遅れて謎解きされてもいまさら感しかありません。

    二人の女性の転落?交差する人生?もともと転落してたじゃないかと。だからなんの驚きもない。

    よく「霧が晴れたように」という表現があるけど、この小説は常に薄い靄がかかってる感じ。しかも薄いからだいたい全部見えてる、でも霞むからうっとうしい。

    何が書きたかったのか、というか何を伝えたかったのかがわからない。じゃあ買うなよって話。
    2009年12月09日 13:29

  • ホームレスと少女の出会いから始まる導入部は、これからどんな展開が待ち受けるのかと読み進めるものの・・・。
    結局、誰が何をしてどうなったのかが理解不能で、タイトルの意味を深読みしてしまう。

  • …何と言う、救いようのない話なんでしょう。。。

    本の後ろに記載されている内容から、小学生女子との絡みがメインと思いきや、
    それは単なる導入であり、更に深まる転落の様。
    それを最後まで気を抜く事なく、とことんまでストイックに描き切っています。
    こういう作品は、読むのもパワーを使いますね…。

    何気にミスディレクションの手法を用いてるのは、
    個人的には好きです。

  • 物語序盤はどんどんこの物語に引き込まれ、読みすぎていきます。しかしながら、物語終盤にかけて、話の軸がずれていき、また伏線もわけが分からなくなり、そのまま終わってしまう内容です。

  • ラストがよく分からなかった。

  • なんか読んでて疲れた。
    設定が曖昧というか、小出しになってるからだいぶ頭の中が混乱してしまった。
    一気に読めば良かったのかな。

  • オランダ、アムステルダムなどを舞台とした作品です。

全102件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

永嶋恵美一九六四年、福岡県生まれ。二〇〇〇年『せん-さく』でデビュー。一六年「ババ抜き」で第六十九回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。主な著書に『転落』『明日の話はしない』『ベストフレンズ』『視線』『一週間のしごと』、「泥棒猫ヒナコの事件簿」シリーズなど。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

永嶋恵美の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
東野 圭吾
東野 圭吾
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×