浜村渚の計算ノート 5さつめ 鳴くよウグイス、平面上 (講談社文庫)

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感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062777766

感想・レビュー・書評

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  • もう本作に登場する数学者の知見がない……。でも楽しめる。「鳩の巣原理」で鼻持ちならない国会議員の息子でさえも許し、集団ヒステリーを収めてしまう渚の力量がすごい。「パップス・ギュルタン荘の秘密」は黒い三角定規事件とは関りがない珍しい話。円錐曲線だ! そして「京都、別れの二次関数」は黒い三角定規の内紛を描く。キューティー・オイラーの排除を、渚と警視庁・武藤たちは防ぐことができるのだろうか?

  • blog(2014-04-01)から転記

    今回は色々と趣向を凝らしてあって、いつも以上に面白かったです。
    京都が舞台の最終エピソードも良かったんですが、個人的にはディリクレのエピソードが好きですね。渚の一言がとても良かった。
    あと、あとがきと解説も興味深く読みました。

    キューティ・オイラー周りは、テロリストという設定がなければもう少し感情移入しやすいんですけど……う~ん。
    でも、こういうもやもやがあると色々と考えていくことができるような気がします。

  • 鳩のお話、こんな先生に出会いたいなと思った
    数学のモチベを定期的に上げられるので好き、一次関数が理解できた。
    みっつめのお話はまた読み返そうと思う。

  • 記録用

  • 「魔方陣」、「鳩の巣原理」、「回転体」、「二次関数」などが登場。
    やはり今作でも、渚の数学好きならではのセリフや、「これでだめならこうしてしまえ!」という発想の転換の面白さが光る。

    数学の美しさにこだわった短編が並んでいる。

    『京都、別れの二次関数』は渚の修学旅行先が舞台。
    修学旅行の定番、渚の「恋バナ」なんかも聞けちゃったりします。

  • 旅行いきたい

  • 解説の結城浩さんの「数学ガール」を読んだ後だとこのシリーズが本当に柔らかく噛み砕いてあってわかりやすいのを感じます。魔方陣、鳩の巣原理、パップス・ギュルダンの定理、ラストは放物線と接線。これがこんなに簡単に説明できるものなんですね(パップス・ギュルダンの定理のとこだけは、重心が簡単に求められる図形の方が少ないだろう!と突っ込みましたが、改めて円錐の美しさには感激しました)。さて、今回は気になっていた武藤さんの過去に触れていたり、ストーリーは少し進んで変化もあり、この後も長く続きそうです。続きも楽しみです。

  • 数学にからめた事件に無理があるように感じるようになってきた。それほどキャラクターに感情移入できないし、次はどうかな。

  • まあまあかな

  • 魔方陣、鳩の巣原理、さらには京都市街地を座標化した上での二次関数の話…。6巻にもなるのに数学を用いたトリックの話は尽きない。

    むしろ癖のあるキャラが続々登場するわ、過去に出てきた数学のトリックの応用みたいな話も出てくるわで、徐々に面白くなっていく感じ。

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著者プロフィール

1980年千葉県生まれ。2009年『浜村渚の計算ノート』で第三回講談社birth小説部門を受賞しデビュー。「ブタカン」「西川麻子」「猫河原家の人びと」などシリーズ多数。2019年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が各ミステリーランキングや書店年間ランキングにランクインし、本屋大賞にもノミネートされた。

「2023年 『あかがみんは脱出できない(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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