- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062868563
作品紹介・あらすじ
老伯爵の末娘として生まれたマティルダ。トスカーナの大地に抱かれた幸福な子供時代は、父の死を機に大きく変わり始める。運命の激流に笑顔を失いそうになったとき、彼女を救ってくれるのはいつも司祭イルデブランドだった。身分こそ高くはなかったが、その聡明さでローマ教会で力をつけていくイルデブランド。彼に恋する女伯爵の愛を描く傑作!
感想・レビュー・書評
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(15-46) ヨーロッパ史で有名な「カノッサの屈辱」事件。名前は知っていても、なんか教皇に破門されてそれを解いてもらうためにひたすら謝った皇帝がいたという程度しか知らなかった。でもその程度しか知らない方がきっとこの小説を楽しめると思う。そうだったのかあの事件にはそんな秘話があったのね!と私はつい思ってしまった。何でその場所がカノッサだったのか納得した。面白かったよ。
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教皇派か神聖ローマ帝国派か。要地を占めるトスカーナ領主を父に生まれたマティルダは、その命をかけて一人の男を愛し、守る!
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うおおおおう、出てたのか!!!
ぜんぜん気づかんかったので、あわてて入手。
面白かったっす。
大好きな人が教皇様か――。
この後も色々ありそうだなあ。
にしても、榛名さんの歴史ネタなロマンスはよいのう。
お腹いっぱいごちそうさまでした。 -
2015年3月購入・読了。
「カノッサの屈辱」までの神聖ローマ皇帝とローマ教皇のくだりを、女城主目線で描いたお話。
すごく個人的な感想ですが、ラストの挿絵シーン(ハインリヒ&マティルダ)がすごくツボです。