ニッポンの思想 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 972
感想 : 83
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062880091

感想・レビュー・書評

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  • よくまとまってるなー、と。世代論的に読めちゃうのの痛さも含めてよくできてる。

  • うーん。内容は日本の思想界の変容がまさに変容してるようで、本質的なところをグルグルしてたところが日本的だよね。っていう感じなのかな?だから、そんなゲームボードを降りて、東浩紀は一人ゲームボードのルールを組み立て直してる←今ここっていう風に捉えた。
    これを読みながら、佐々木敦と東浩紀の火花が論壇では散っていたので、妙なタイムリーさと生々しい批評界の現場も見え隠れした。
    さて、これを書いたあとの著者の動きに注目だな。

  • 浅田彰や中沢新一以降の日本の論壇を振り返る本。浅田や中沢までは読んでいたが、それ以降の動向についてはまったく関心を失っていたので、いまどんな人たちが活躍しているのかも含めて、新鮮に読めた。しかし、フランス思想の最先端をニホンに紹介し、それを日本の現実にちょっと応用してみせるようなことをやっているのが相変わらす日本の思想界の現実だということがよく分かった。

  • 80年代、90年代、00年代の代表的な日本の思想家の思想を概観し、ニッポンの思想の変遷とその構造に迫ろうとしている。
    比較的平易に各人の思想がまとめられており、初心者にもとっつきやすいかもしれない。

  • 群像2009年10月号書評より

  • ■目次

    プロローグ 「ゼロ年代の思想」の風景
    第1章 「ニューアカ」とは何だったのか?
    第2章 浅田彰と中沢新一──「差異化」の果て
    第3章 蓮實重彦と柄谷行人──「テクスト」と「作品」
    第4章 「ポストモダン」という「問題」
    第5章 「90年代」の三人──福田和也、大塚英志、宮台真司
    第6章 ニッポンという「悪い場所」
    第7章 東浩紀の登場
    第8章 「動物化」する「ゼロ年代」

    ■レビュー

  • 2009/09/18 購入
    2009/09/22 読了 ★★★
    2020/08/20 読了

  • 20090913 浦安中央図書館 返却

  • 9/3
    80年代以降のニッポンの思想を、世代別キープレイヤーを通してまとめた一冊。
    わかりやすくておもしろい。

  • ニッポンの思想 自分には難しかった。とりあえず、東浩紀は自分が思っていた以上にすごい人らしい http://is.gd/2bvpK

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著者プロフィール

佐々木 敦(ささき・あつし):1964年生まれ。思考家/批評家/文筆家。音楽レーベルHEADZ主宰。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。芸術文化の諸領域で活動を展開。著書に『増補・決定版 ニッポンの音楽』(扶桑社文庫)、『未知との遭遇【完全版】』(星海社新書)、『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶應義塾大学出版会)、『ゴダール原論』(新潮社)、『ニッポンの文学』(講談社)、小説『半睡』(書肆侃侃房)ほか多数。


「2024年 『「教授」と呼ばれた男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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