野心のすすめ (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 5257
感想 : 680
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062882019

感想・レビュー・書評

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  • お客様からオススメ頂いて♪サクッと読了。
    自由な本だなぁと思いつつ、留める所はしっかり留めているあたりが絶妙だなぁと感じました。
    健全な野心を胸に、山登りは続きます♪

  • 図書館にて。
    話題になった本だったので、久しぶりにこの人の本を読んでみた。
    いやあ、やっぱり林真理子って、それ以上でもそれ以下でもないなって感じ・・・。
    この本にかかると、野心ってそう言う意味だったっけ?と思うほど、この人の中の野心ってすごくどろどろガツガツした感じがする。
    まだ前半はいい。自分が野心を持ってどうやってのし上がったかは実際にあったことだし、この人の個性的な行動が運を掴んでいく様子が面白かった。
    でも後半はな~
    どうにも一言余計なんだよね。
    この人の野心は自分のコンプレックスと裏表なんだなということはすごく感じ取れるんだけど、余計な一言を言わずにいられないのはもうどうしようもないこの人の品位の限界なんだろうな。
    松田聖子のとこなんか、もう言わなくてもいいじゃん、辟易する。
    野心と才能を持ってここまで登ってきても、どれだけ小説がドラマ化されて評価されても、今ひとつ人気もなくそれ以上有名にもなれてない。
    この大御所と呼ばれる年齢になってこれだけ実績もあるのに、新書ですら下世話な文章を書いてしまうのは、結局本人の人となりがなせる技なのに本人だけが気づいてない気がする。
    アグネス論争のくだりも、当時本人が散々言ってたことで、容姿のことでコンプレックスがあったにせよもっとうまく立ち回ればいいのにと当時から思ってたのにまだ言ってるよ、って感じだった。そのままいまだに乗せられてどうする。
    昨今の草食系に物申したいのもわかるし、野心を持つのは進歩への1歩と成り得ると思うけれど、野心というより今現在のこの人の不満の叫びが聞こえてくるようで、こうはなりたくないし、敵にも味方にも回したくないなと思った。

  • 51

  • 真理子の新書ごっこ

  • 久々の林真理子。相変わらず面白い。美女入門思い出す。若い人向けかと思ったが、私のような子育て終了間近の主婦にも響く個所があった。私もそろそろ止まってないでまた走り出したい。

  • 私は人から指摘されると覚悟していても悔しくなる。けど、どこかで「まあいっか」なんて思ってしまっていた。...野心になりかけていたんだなぁ、これ。

    筆者の本は初めて読んだ。客観的に自分を語っていて、読みやすかった。すごい野心の持ち主だなぁ。こんなに野心むき出しの人に会わないから、違和感さえ感じるほど。嫉妬に対する筆者のポジティブな捉え方が好き。

    あとこの本、「野心のすすめ」であり密かに「作家のすすめ」だったりする。

  • 林真理子と野心について知りたくて読書。

    著者の本は初めて読んだ。成熟した著者が半生を語っており、非常に興味深く読める。著者の人間性が感じられて面白い。

    冷静に客観的に自分自身を語っておりサラサラと読み進められる。

    表紙帯の写真は、和田アキ子さんのように見え、途中の写真は、自身も書いているように南海キャンディーズのしずちゃんのように見える。そして、今の著者が一番、自然体で素敵に感じる。

    妄想力を次への活力にする。
    毎日少しずつ成長する。昨日の自分を超える。
    運の強い友だちと付き合う。
    隙間の時間を大切にする。

    自分がどうなりたいかという野望を常にリアルに考えることの積み重ねが目標へ近づける。

    読書時間:約1時間20分

  • なんとまあパワフル。
    新規巻き返しというのはまさしくそうだな。

    ウサギからトラになるタイミングを間違えない。

    私も煩悩がたぶん大きいから笑、ちゃんと健全な野心をもとう。

  • この本の存在は新聞記事になった発売当時から知っていたが、ふらふらしていた当時ではなく、現状に少し満足している今だからこそ投げ出さないで読めた。
    さ、今日も一日ねじを巻こう。

  • 林真理子、やっぱりすごいな〜
    妄想力と野心、そんなになかなか頑張れないよ

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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