野心のすすめ (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062882019

感想・レビュー・書評

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  • 自信も才能もある著者だけに、書かれている内容に対してどうしても「そんなことできないよー」と感じてしまうところもある。しかし一定の強い考えや行動が無いと自分の思うようにできないことも多いと思う。今では日大の理事長としての側面が強いがやはり最強の作家としての印象がある。今後もパンチ力のある作品を期待してしまう。

  • タイトルからはわからなかったが作者の自伝のような本だった。
    自分が経験したどこかで聞いたような精神論しか書かれておらずこれがたった9年前に出版された本とは思えなかった。

  •  林真理子さんが2013年に出された一冊。現代女性に是非読んでいただきたいと思う一冊でした。
     林真理子さんらしく、ありのままが書かれており、痛快でした。お仕事をまだまだ頑張りたいと思っている女性達に是非読んでいただきたいです。
     多様化される現代の生き方の中で、自分の生き方を考え直すきっかけになりました。落ち込んだ時に読むと元気が出そうです。
      

  • 好き嫌い分かれそう。
    わたしは好きだった。そして林真里子さんのことも好きになった。
    この時代、野心家であれ、と堂々というのは珍しい。

  • 私にはドンピシャにヒットしました。
    まず、林さんの歯に衣着せぬ表現、現状に何となく満足しかけて怠けまくっている自分の精神にグサグサと刺さりました。
    そもそも、野心って、私自身に今一番足りてないことだなぁって、本書を読んで改めて思いました。
    下記、特に印象に残っている表現です。

    ・自分を信じると言うことは、他人が自分を褒めてくれた言葉を信じるということでもある
    ・一度も勝ったことがない人は勝ち気にさえなれない

    仰る通りです!!!!と、恐らくうんうん頷きながらここの部分を読んでいたと思います。

    最後の結びの言葉が、「さあ、山に登ろう!」だったのですが、この場合の林さんが仰っている登山と言うのは野心そのものを山に見立ててるんですけど、私自身、文字通りの山登りが好きなので、「私の野心」にもちゃんと入山しないとなあ思いました。

    怠け切っている今の自分に喝が入りました。
    学生の時に読んどけば良かった〜!

  • 働く女性のバイブル
    10年前人生の岐路にたち悩んでいたときにたまたま書店で見つけて読んだ。この本のおかげで、前向きな気持ちと勇気を持て、苦しみから逃げずに継続する事への決断をくだせた。今思えば、当時の決断は正解だった。この本に出会えて本当に良かった。

  • 弘中綾香アナが感銘を受けた本として紹介していたため。責めた表現にハラハラしながらも忌憚なく書かれている感じが爽快。コメンテーターとしての姿しか拝見したことがなかったので、野心だらけの人間から生まれる小説も読んでみたいと思った。

  • 近年は分相応の暮らしを提言する本をよく見かけるが、こちらはとことん手を抜かない人生のススメ。
    自分にとっては厳しい言葉の連続。
    やはりこうまで努力しなければ理想の人生は手に入らないのか…としみじみ。
    「くすぶってないでガンバレヨ!!」と背中をバンバン叩かれたような気持ちになりました。

  • “身分不相応の野望”としての意味ではなく、“新しいことに挑戦する、高みに挑戦する”という意味で「野心」を抱け、ということが綴られています。目線を高くして行動することでより成長できるんだ、というのはまさにその通りですね。
    ただ、自慢話が多い・・・という印象もありますが。
    私の周りを見てみると、野心を抱いている女性というのは、実は著者が思うよりずっと多いんじゃないかなと思います。

  • かなり共感でき好感のもてる内容だった。しかしそうは思っていても行動することは難しいと感じる。また野心の少ない現代人の深刻性は本書が出版された当時より現在にかけてより増してると思った。それが今の現代社会の問題の一定の部分は確実に占めているだろうと思う。

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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