蟲師(8) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063144420

感想・レビュー・書評

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  • ヌシさま@冬の底がかわいい…

  • 細かくわさわさと群れているモノが,(画であっても)鳥肌がたつほど苦手なんですが,その粟立つ現実の感覚と作中の森と蟲の描写とが合わさって,言いようの無い畏れや解らない物へのおぞましさを肌の近くに感じます。
    世界観から 濃く深い森のにおいのするような作品だと思う。

  • ラストの話がちょっと後味悪いけど
    全般的に蟲師らしい話でよかった

  • 潮わく谷/冬の底/隠り江/日照る雨/泥の草

    「隠り江」「日照る雨」の最初4ページずつがカラー。雨粒の書き方がとても好き。綺麗。
    あとこの巻のカバーは本から外して縦にして飾りたい…

    「冬の底」がすごく好き。山を思うギンコが愛しい。
    あと、コミックス派なので分からないんですが、アニメの「柔らかい角」で真知子巻きみたいにしてたのとこの話はどっちが先なんでしょう。

    いつも可愛いあとがきですが、今回ヌシの亀がえらいかわいい…

  • この巻では「隠り江/こもりえ」という話が好き。水郷柳川のイメージだとか。

    (2009年7月19日読了)

  • あったかい話とぞっとする話。

    亀のヌシ殿がなんか好きです。

  • 8巻はなんか異質な感じがしたのは何でだろうと思って考えてた。蟲が意思を持ったかのように人の中に入る話ばかりだからだという答えになった。
    「冬の底」でヌシ様に沼に沈められてからの4頁が何故か感動して…(よかったな)のコマはギンコが泣いてるようにも見えて…
    「日照る雨」のテルちゃんは特殊能力を持ったと思って諦めるしか無いよね。ギンコに出会って励まされて本当良かったと思う。
    「泥の草」みんな気味が悪いというけれど、怒りの連鎖が当人一代で終わって良かったねと思ったのは私だけ?底の浅い一人の人間の勝手で親族村中迷惑被ったんやからてめえのケツはてめえで拭け、人にした事は自分に還るの典型で、私はすかっとした。

  •  植物でも動物でもない、この世のものともあの世のものとも定かではないもの、蟲。
     蟲師ギンコがたどる蟲たちの話。
      *潮わく谷
      *冬の底
      *隠り江
      *日照る雨
      *泥の草

     「冬の底」のヌシさま、かっこよかったっすww
     で、「日照る雨」が切ない。ギンコの言葉は、毎度重いですな。不幸なめぐり合わせは、往々にしてあることだ。けれどそれを、誰の責任、自分を責めることもなく、不幸なめぐり合わせだと受け入れることは、難しい。人は簡単に自分を見失ってしまうから、難しい。
     うむ。ギンコは、片目を失うときに自分を見失いかけたからこそ、そうやって自分自身という地に足をつけていられるのだろうか。
     と、「泥の草」……キモかった。
     昔、夏に海で怪我をして、秋に病院いったら、膝の骨の内側にフジツボが生えてたという、話を聞いたことあるんだが(毎度思い出すと、鳥肌がたつ。うげげ)あれを思い出してしまった。うーーー。
     
     次の巻は、1年後ですかね。待ち遠しいな。

  • “『……ヌシ どころか けもの一匹 いねぇ
    しかし よく見れば あちこちに 山崩れの跡が あるな おそらく秋頃 台風に遭った 跡…… かなりの 規模だ
    ……その傷を 癒すため ヌシは 山を閉じて 山ごと冬眠 させているのか
    ……だが 弱った生物に とって 冬眠は そのまま 死んでしまう 事もある 賭け――
    となりの山じゃ もう春 なのに まだ 息を吹き返さない という事は……
    ……もう この山は 死を待つのみ ――――』
    「このままじゃ 俺も 巻き添えか」”

    「潮わく谷」
    「冬の底」
    自然の深さとか。
    「隠り江」
    「日照る雨」
    ちょっと辛いかと思ったけど、いいエンドだった。
    「泥の草」
    後味が、苦い。

    “「ヒトとヒトの 意識の間には 見えない 通路が あると言う
    ちょうど この町に 張り巡らされた 水路のように 裏庭で すべての水路は つながっていて
    そこには 五識を補う モノ…… 我々の言う “妖質”というモノが 流れている
    だが 水かさが 少ない所も多く おまけに 入り組んでいて 地図もない
    それでも水路は つながって いるので 望む相手に 会える事も たまにある
    すると お互い同時に 相手の事を 思い出すような 事……
    いわゆる “虫の知らせ”が 起こるわけです」”

  • ちょっとダレてきた。絵にも力入ってないし長期連載は大変。

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著者プロフィール

アフタヌーン四季賞1998年冬のコンテストにて四季大賞を受賞した短編を連作化した『蟲師』でデビュー。同作は第30回講談社漫画賞一般部門を受賞した。他に『フィラメント ~漆原友紀作品集~』『水域』がある。「アフタヌーン」2018年6月号より『猫が西向きゃ』連載開始。


「2021年 『猫が西向きゃ(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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