- Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063287356
感想・レビュー・書評
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ハチの人間は全てを壊すパワーを持っている、というのと正解だと思うし、タナベの人間は全てを受け入れるパワーを持っている、というのもどちらも正解だと思う。
3巻でタナベが「全てを愛してる」からこそ遺書が書けない、と泣いたシーンがいまいち消化不良なのだけど、タナベは生きとし生けるもの全部を愛していて、(ハチよりも愛を識っているとしても)それを両親への遺書に上手く表現できなくて、愛を伝えられない自分がもどかしくて泣いている…ってことなのかなぁ?
それとも「全てを(平等に)愛してる」からこそ、両親を他の人間や生き物よりも優先することができずに、宇宙に行く自分が両親に孝行できていないことに泣いてる…てことなのか?うーん?
ロックスミスさんは「タナベの愛を知らないまま突き進んだハチ」だと解釈しているんだけど、どうなんだろうな〜。ロックスミスさんは宇宙の果てに「神様の愛」を見出したいのであって、だからこそタナベによってありとあらゆる場所に愛が存在して、それが自分と宇宙を繋げてくれてると気付いたハチの語る「愛」に対して、「気安く愛を語るんじゃねぇ」と言ったのかな、と思った。
宮沢賢治読まなきゃ〜詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ドキドキする。
あの名台詞はどこだろう、まだだろうなと期待しながら読みました。
ところがどっこい、そんなシーン探すまでもなく引き込まれる宇宙での出来事。続きが楽しみだなー。 -
宇宙ゴミを回収する仕事をしている人達の話。
20○○年という設定なのだけど、近未来なんだなぁ、と思うと不思議な感じ。
13年前の本だけど、出てくる人達も今とそんなに変わらない価値観で暮らしているからでしょうか。
「宇宙」というと夢やロマンが先に思い浮かぶけれど、そこに生活するようになってしまうとやっぱり環境破壊とか、弊害も目立ってくる。
宇宙に出て行くってことはやっぱり不自然なことなんだなぁと思い知る話でした。 -
小さいものの積み重ねが怖い。食いさずにいられないのか?
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愛ですよ、愛。
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「お若い方あなたは物事をなんでもはっきりとさせようとしすぎる」大気圏の向こうも宇宙だけど、こちらも宇宙。デブリ回収業、ルナリアン。SF映画よりもSF映画らしく、でも、夢物語ではなく、地に足ついた宇宙モノ(うん。言葉として意味不明だわさ。)人はどこにいっても海を渇望するのか。月に名づけられた「海」はやっぱり砂漠でしかないけれど、海と名付けずにいられなかった人の想いはわからなくもなく。ルナリアンのノノにとっては、ホントの海よりも「海」なんだろうな。
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恥ずかしながら、初めて読んだ。お、おもしろい。
13年も前に、こんな面白いマンガがあったの!?すごい。
1話完結、って感じのスタイル。
デブリ(宇宙のごみ)回収船に乗る船乗り・ハチマキと、同僚は宇宙船の事故で妻を亡くしたユーリ、フォー・カーマイケルという女性船長が乗り込んでいる。
特にユーリの奥さんが持っていた懐中時計を回収する話は…じーん……。なんか宇宙を通じて、色んなこと考えさせられるお話。 -
近い将来、デブリ回収業者は増えるんだろうなあ
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以前面白い漫画ってどれかなと思い検索していた時に何度も推されていたため興味を持ったので読んでみた作品。結論として良い漫画だと思いました。何度読んでもきっと飽きないんだろうな~。
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不思議な世界観。未来なんだけど妙にリアルなのは、変わらない人間性がそこにあるからか。