京都がくれた「小さな生活」。 (be文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086500302

感想・レビュー・書評

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  • 京都に住んで、京都で感じる事。

    いけず、の話ではなく、どう暮らしているのか
    どういう日々を送っているのか、が細々と。
    日常の一コマ、なので、時間がゆるりとした感じで
    想像する京都だな、と思えます。
    知らない所で、別の意味で『京都』を
    感じているかもしれませんが。

    教えてくれるお店は、そ~っと、だそうです。

  • 正月に京都に行く予定で、京都に関する本を買い込んだ。この本は、東京人だった作家さんが京都の町家に移り住んで気付いた京都のおもしろさ、魅力を楽しく表現されている。
    こじんまりとした本で、写真も素敵です。飾り気のない雰囲気が
    あたたかな気持ちにさせてくれました。
    手元に置いておきたい本です。
    (この度は図書館でみつけました)

  • 京都のハレの生活しか書いてない。ケの京都を紹介すればいいのに。

  • 京都のものではないが、筍の刺身は私も頂いたことがある。
    驚くほど美味しかった。鮮度がなによりのご馳走。
    本当にそのとおりだと思う。

    おじゃこを炊き立てのご飯にのせて
    スタッフさんに出してあげたエピソードは
    ふんわりしていてほっこりする。とても素敵。
    おもてなしの心とか、シンプルイズベストとか
    そんなことを考える。

    豆腐の章で、
    うまくない小さな店は潰れる。
    うまくないのに潰れたくない店は大きくするから
    うまい店は小さい店を探せば良いというのは名言だなと思った。
    豆腐店だけでなく、いろんな場合にも言えることだと思う。

    雛飾りは、京都出身の母がだしてくれたので
    旧暦では祝わなかったものの、お内裏様とお雛様の位置は
    本にあったとおり。
    東側の人間によく「間違ってる!」「逆だよ!」と頭ごなしに言われて
    不愉快な思いをしたものだ。

    やさしさは知識から。特性や物語を知るところから。
    私もまったく同感である。

    室礼という言葉も良い言葉。
    美意識は緊張感が育てる。
    凛とした空気を纏うことは美しい。

  • 京都に行きたくなった
    振り返って読みたくなる本になりそうです

  • 折に触れ読み返す本。
    毎日の生活を大事にしていこうと思えます。

  • 京都に暮らす作者のお気に入りの食べ物や場所について、こだわりやツボポイントが熱く語られたエッセイです。あとこの手の本には写真があることも大きなポイント。京都旅行中に買ったのもいい思い出です。

  • 京都へ行きたし暇と金はなし。
    写真もきれいで、京都のいいところがいっぱい。作者の生き方も窺える写真エッセイ。
    文庫サイズで邪魔にならないので、読み終わっても暫く出しっぱなしにして、時々眺めていました。

  • ■京都のおいしいものを生活者ならではの視点から紹介してくれます。
    結構豆知識や雑学が豊富なので、読んでると京都のことが良く理解出来ます。

  • この本を読んですごく京都が好きになりました!
    麻生さんの京都観は本当にすごい!感無量です!

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著者プロフィール

エッセイスト、作詞家

「2013年 『京都早起き案内』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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