白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 18381
感想 : 1285
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451580

感想・レビュー・書評

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  • ブログや記事を載せて本に入り込ませる技術はさすがだなと感じたが、車にたまたま居たという描写がしっくりこない。計画性が少しはあっても良かったと思うが、語りたい部分はソコでは無いと思うのでしょうがないのだろう。

  • 初めて湊かなえさんの作品を読みました。どこかでおすすめしていたので読んでみました。
    関係者へのインタビュー形式の描写や巻末の資料や掲示板の描写が面白く一気読みしました!映画化もされていて自分の地元で撮影したかと思いますが映像化も納得の面白さ!

  • 何回目かな?
    1年に1回くらい、読みたくなるなぁ〜。
    赤星は、すごく薄っぺらい人に書かれていて、描写が上手いなぁ〜と思う!
    犯人は、最後までわからないよね!
    だから、面白いんだけど♪
    女同士の戦い、地味にあるよね・・・。
    しかも、ゴシップ記事読んでいるようで、面白いと思っちゃうのもあるなぁ・・・。

  • 映画も観ていて、
    今回小説読むのも二回目。
    7〜8年ぶりだったので真犯人も忘れてて
    改めて読んで知る真相に唸ってしまった…。
    物語というよりは、ある事件に関わる人や
    容疑者の関係者への取材の回答と
    巻末の参考資料(SNS、新聞、雑誌、ブログなどのメディアによる情報公開)だけで話が進んで収束していく。
    ほんっとに湊かなえさんにしか書けないわ、、、
    SNSと人の噂ででっち上がる犯人像。
    語り手が変われば語られる情景もひっくり返る。
    何が真実なのか分かんないなら
    多人数が信じてるこの説を真実にしちゃえ、となる深層心理。
    登場人物みんな悪意の塊なのに
    本当に読んでてお話に入り込んじゃう。
    湊かなえさん、最高です。

  • 初めて読んだ湊かなえさんの本。
    映画が気になってましたが、同僚のおすすめが後押しになって読んでみました。

    後ろの方にある資料、SNSや掲示板の書き込み。容疑者周辺の人達のインタビュー形式で進む物語と行ったり来たりして読了。この流れで終わらないよな〜と思ったら最後の最後で…。

    SNSや世間の思い込みの描写がリアルで、なんだか現実にありそうでヒヤリとしました。
    映画も追って観ましたが面白かったです!

  • ちょっと難しかった。
    何回も読んで理解するような本なのではないか。

  • 本の1/3はTwitterを彷彿とさせるSNSサイト(実際に映画化の際はTwitter社が全面協力したそう)のタイムラインや週刊誌、新聞紙のスクラップ記事をイメージした「資料」が挿入されていて、本の作りとして斬新。ゲームブックみたいな感じ。小説が苦手な人でも、口語体だからすらすら読めると思う。

    ただ読後感のスッキリしない、嫌な後味があるミステリーをさす「イヤミス」に数えられているけど、それはどうだろう。
    ・滅多刺し、放火までするパワーは女にはない?
    ・動機は結局、ストレス?衝動的すぎない?(そんな簡単に人殺す?)社内物品の窃盗(せっけん込み)をばらされそうになってむかついたから殺すってあまりにも短絡的過ぎて納得できないし、そんな犯人像を示す描写はなかった
    ・芹沢ブラザーズの事故は城野さんのオカルトパワー?ただの事故?結局、何。
    ・資料は城野さんについてのものがほとんどで、犯人についての考察は少しだけ。これだけでは犯人がなぜ犯行に至ったのかを含む経緯が不明で作品として“放り投げ”感がないか?

    気になる点はいろいろあるけど読みやすかった。

  • 大満足。まさかの犯人。最後の資料もページ捲るたびハラハラでまた読み返したくなる。

  • 予想外の真犯人に驚きました。



    本を読んで結末を知ってから映画も見ましたが、映画もとても良いです!(以下、若干のネタバレ含みます)

    赤星が自分の彼女とか、その同僚に話を聞くシーン、同じ場面を語ってるのに、回想が少しずつ違うんですよね。タイミングとか、話しかけた言葉とか。真犯人が自分の犯行を隠すための嘘だけでなく、ちょっと話を盛っちゃったりとか、聞く側が勝手に想像しちゃったりとかで、嘘の情報ってどんどん広がっていくんだなと実感しました。

  • 化粧品会社の美人社員が黒こげの遺体で発見された。ひょんなことから事件の糸口を掴んだ週刊誌のフリー記者、赤星は独自に調査を始める。
    .
    SNSの怖さ。噂がひとり歩きする怖さ。
    .
    真犯人が分かってからのあっさりとした感じが本当に怖い。

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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