白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087451580

感想・レビュー・書評

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  • この作者らしい仄暗さや人間の嫌なところの描写が良く、とても読みやすくもあったが、ストーリーに意外性が欠ける。それぞれの登場人物の深掘り具合も足りない気がしたため、そこまでのヒット感はなかった。

  • 終始、記者が1人ずつを取材している調で書かれている。オチが弱い、というかどんでん返し!!!
    みたいなものを期待した私にとっては少し物足りないかな??映画で2時間弱でまとめるならちょうどいい話、という印象。

  • 読みやすく面白かったけれど、今ひとつ物語にのめり込めず。
    移動時間とか待ち時間に細切れで読んだからだろうか。
    巻末の「資料」は新しい手法なのだろうが、自分にはピンと来なかった。
    読後何となく消化不良で、Netflixで映画版を観て「なるほど」とやっと理解。
    ああ、我が読解力の貧弱さよ。
    文庫の解説で監督が語っていたが、原作には無い映画のラストに救われた思いがした。

  • 女たちの井戸端会議のお話し

  • 後ろのページに資料として週刊誌や新聞、Twitterのスクショみたいなのがあって手法が面白かった
    映画ではどんな感じなんだろう
    大体ミステリーで複数人が出てきて自分主体で話し出すところ、興味ないなー早くこいつの話終われって人が出てくるんだけどこの本はどの人のターンも面白くて一晩で読めた


    2023.5.22

  • SNSの利用時間が以上に多く、
    それこそ、YouTubeのサムネ詐欺やYahooニュースなどの過剰な見出しを目にすることが多いこの頃、若者、に対するホラー小説のように思えた。


    ミステリーとしては期待していたほどのどんでん返しはなかったが、

    犯人を特定して、そのまま話を終えるのではなく
    ラスト50ページ程の、SNSでのやりとり、週刊誌の切り抜き、新聞の切り抜き。

    そこまで描くのがさすが湊かなえだった。。

    ただのミステリーではなく
    最後の最後で後味を最高に悪くした。

    そんな小説だった。

    P74
    頭の中での創作も、誰かに語った瞬間に、真実にすり変わってるんだからな。

  • 自分の知ってる自分と、他人から見えている自分は必ずしも一致しない。
    一つの自分の行為を持ってしても、そのときの自分の意思と他人が理解するその行為の認識が異なる場面は少なくないし、自身の言葉と行動もまた非なるもの。それを意識して欺くために実行していたのなら、周りの人間は何が現実で何が嘘か知り得ない。

  • 犯人の意外性はあったが、もう少し動機や計画性の部分を丁寧に描いて欲しかった。結末にワクワクした分、偶然が重なった風のオチが少し残念に思えた。。誰のことも信用してはいけない、語っていることが真実とは限らないことはわかった。

  • 面白くてサクサク読めたけど
    わたしにしては珍しく犯人がわかった。
    やっぱり女って怖いよなーって。
    好きです。尊敬してますって口で入っても
    心の中ではバーカって思ってるんだなって。
    あとネット社会がほんとにリアルで読み応えあったな。

  • 初めてのパターンというか、、、
    私には少し読み難い感じでした。

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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