- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087452938
感想・レビュー・書評
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201504/ドラマは未見だけど気になって読んでみたら面白かった。ひどい男だなって思う箇所もあったけど、時代も考えると相当の情熱がないとこれだけのことを成し遂げられなかっただろうな。
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マチャアキのドラマが懐かしい。
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本作は、1979年に刊行され翌年にはTVドラマ化もされました。最近でも2015年に若手人気俳優を起用しTVドラマ放映されました。
物語は、福井県の庄屋の次男坊が軍隊の宿舎でカツレツを食べ料理に目覚め、明治37年(1904年)に料理の修行の為に東京へ向かった。
東京神田の兄周太郎の下宿に居候していた時に兄の師の紹介で華族会館の料理人の下働きとして働く事となった。兎に角一人前いや日本一のシェフになるのだと堅い決意の篤蔵だった。が、、生来カッとなる性格で坊主の修行も喧嘩で駄目になったが、ここ華族会館でもやはり、上司のシェフに暴力を振るってしまった。理不尽な事に対して我慢出来ないので首を覚悟の事だったが、大きな夢を抱いた二十歳前の青年は、小さなレストランの雑用、その後またもや行き過ぎた言動で無職という散々で日本一の料理人とはかけ離れた生活を送るのだった。
作家は、''天才と狂人の間''で第47回直木賞を受賞した杉森久英です。ストーリーは実話を基にアレンジされてます。 -
テレビドラマを先に見ることになった本です。
ドラマではひたむきに努力するとにかく純粋な主人公という印象でしたが、この作品では良くも悪くも人間臭さが感じられて印象が大きく変わりました。
「好き」なことにただ一直線に向き合っている人は、やっぱり応援したくなります。
天皇の料理番になったからすごいというだけではなく、生涯好きなことをやり続けることそのものに憧れてしまう。
主人公の生長が楽しみな一冊です
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感想は下巻にて
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こういう話を読むと「美味礼讃」の辻調理師学校がいかに素晴らしいことをしたのかがわかる。下巻で天皇まで本当に行けるのだろうか……
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なるほどこんなお話だったのね。
やや中だるみしてしまったけれど、主人公の一本芯の通ったようなところはすきかな。おふじ目線ではひどい旦那だけど。
食事の描写は◎
2017.09.29 -
福井県の大庄屋の次男・篤蔵の料理の道へ進んでいく立身出世の物語。