ももこの話 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460216

感想・レビュー・書評

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  • この本では特に「春の小川の思い出」がオススメ

    たまちゃんとまるこの友情にじんときます。

  • 06年8月29日
    おもしろい!ヒロシに歌を教えるところとか、喫茶店なのに笑ってしまった。あと、あとがきの息子とのやりとりもかわいい。これを機にブームがきそう。

  • 私とさくらももこの違いは、私は煙草嫌いで、彼女が愛煙家ということだけかもしれない…

  • 本書は『あのころ』『まる子だった』に続くまる子三部作の第3弾です。
    さくらももこの幼少時代が独特の文体で面白おかしく描かれています。
    子供ながら冷めた目で大人の行動を観察し、自分のだらしなさを肯定していく、そんなまる子の日記のような昔話を懐かしく感じながら垣間見ることができます。
    個人的には本書よりも前2作品の方が好きですが、本書ではうまく三部作が締めくくられており、楽しみながら読むことができました。

  • やっぱりさくらももこさんは最高☆☆
    どのエッセイも笑えるよ!

  • こちらで子供編3部作終了との事。

    幼少期、母親に叱られてばかりだというイメージで
    アニメでもその描写はあるが、エッセイだとまた違った印象。
    お母さん…ちょっと行き過ぎると毒親のようなセリフになってしまいそうな。。。
    作者…心理描写もあるので、分からないでもないが、実際にこのような受け答えをされたらお母さんのようにキレてしまいそう。。
    アニメは子供向け=若干マイルドなのだろうか。

    忘れ物
    →ウチの小学校も校庭入り口に公衆電話があった気がする。(中学・高校は全く記憶にない。。)
    でも今の事は携帯で事足りるのか。でも共働きも多いのでそもそも親による傘の届や迎え自体も無理なのか??

    寒さ
    『ところで、私がどうしてこんなに子供の頃に親に言われたセリフまでよく覚えているかというと…何百回も同じことを言われているからである。…母のセリフを観察していたのである。』
    →息子さんが反省しない、と他エッセイであったけれど、息子さんの叱られている時の心理描写、大人になったらエッセイとして書かれないだろうか。。共通点や相違点を知りたい。

    『こんな日は、母は寝るまで文句を言うのだ。私への怒りから順番にヒロシ、姉にまで及び、一通り全員怒られるのである。よくあることなので全員受け流し態勢が整っており…』
    →鶏が先か卵が先かじゃないけれど、ヒロシ氏のテキトーさとスルースキルは伴侶との生活を円満に納めるのには適していたのではなかろうか。。

    書初め
    『もっと書けばこの後にもっとうまく書けるかもしれないなどという努力を私は決してしない。…どうせ入選するほどではないのだから…』
    笑ってしまった。けれど、人生に対して決して無気力なのではなく限りある「今やれることリスト」があるとしたら、これらはものすごく最小限で取り組んで、他のやりたいことに全力で取り組んでいたのだろうな、その為とも思う。

    バレンタインデー
    『バレンタインデーのことを初めて知ったのは小学校五年生の冬だった』
    →驚き。。テレビとか、姉からとか、友人からとか。。
    特に上の兄弟がいると情報入りやすいと思うのだが、お姉さんもあまり関心が無かったのだろうか??
    昔は返礼品がキャンディかマシュマロかクッキーかで意味が違う、とかあったような。。懐かしい。。

    目立つ少年と地味な少女
    長谷川健太氏の事。平岡秀章氏も登場。
    作者が大人になって言い表せるようになった漫画の長所と手塚治虫氏の偉大さについての作者ならではの見解。
    『漫画を読むという事は、体の運動ではなく心の運動なのだ。…心がどんどん広がっていく。…ビジュアルと共に自分のペースで無理なく心を運動させることができる素晴らしいもの…。得た感動や知識やその他多くのものを、学校の成績や…あからさまに生かせるものではなかったかもしれない。でも、私自身の中には間違いなく漫画によりつくられてきたものがある。それは決してくだらないものではない。』
    『漫画の神様といわれる手塚先生が医学博士だったことは、…実に有難いことである。神様が立派だったおかげで、漫画家全体の評価がぐんと上がっていると思われる。』
    トキワ荘でも、当時漫画家という職業の捉え方の世間のマイナスイメージについて触れている人がいたしなぁ。。

    紙芝居
    水あめを練って空気含ませる作業、懐かしい。。

    フェスタ静岡
    後から、あんなイベントあったのか、と残念に思う事があるけれど、そもそも幼少期に好き!!といえるジャンルがあるのが素晴らしい感性だと思う。
    下の兄弟を色々と誘ってみても興味なし、というのはよくあったし。。

    あとがき
    表紙は砂絵スタイルだったのか。七宝焼き?と思っていた。
    ホテルに缶詰め、コロナ禍で作家もどきプランなるものがあったけれど、連泊というのをしてみたい。。

  • <学生コメント>
    さくらももこさんはアニメや漫画の「ちびまる子ちゃん」でお茶の間に知られていますが、エッセイも書かれてとても面白いです。ご自身が体験した爆笑エピソードをもとに書かれていて、腹を抱えて笑った後、ほんわかとした気持ちになる作品です。

  • ヒロシが風呂の中で歌う曲の歌詞がことごとく間違っているというエピソードが、原曲を知らないのにめちゃめちゃ笑えた。小学生の頃の読書原体験。

  • 「目立つ少年と地味な少女の話」
    おじさんになった今、このエッセイの深さがわかる。
    地味な男子は、ただのおじさんになっただけだけど。
    子どもの頃だったら言いたいことはわかるけど、ここまで心に刺さらないだろうなぁ。

    「あとがき」
    ただ単に自堕落な行動が書かれているだけなのだけど、なぜか腹も立たずに面白い
    最後は、今となっては切ない。

  • わかりやすい文体で気負わず気軽に読める。ユーモアに富んでいてクスっと笑える。ただし金魚の話だけは苦手だったな。

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著者プロフィール

1986年からマンガ雑誌『りぼん』(集英社)で連載がスタートした「ちびまる子ちゃん」の作者。1990年からはフジTVでアニメ化され、超人気番組となる。『まるむし帳』(集英社)は唯一の詩集。

「2019年 『さくらももこの詩による無伴奏混声合唱曲集 ぜんぶ ここに2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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