ももこの話 (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460216

感想・レビュー・書評

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  • 昔のコレクション

  • 作者が亡くなって初めて、店頭に平積みされているのを見て読む機会に接する作品があります。

    アニメのちびまる子ちゃんを除けば、さくらももこ作品は、子供の頃に少女誌りぼんで掲載されていたちびまる子ちゃん位しか読んだことがありませんでした。

    なので、本作は私が初めて出会うさくらももこ作品になります。

    中学生の頃、本好きの友達に【もものかんづめ】をオススメされたこともあるのですが、当時の私はホームズとルパンと少年探偵団の血湧き肉躍る冒険譚に夢中だったので、

    「エッセイとかおもんないし(読んだことない)。一般人の日常の話とか面白くないに決まってるし(読んだことない)」

    と一蹴したものでした。なんつークソ生意気な……。マユメ、元気にしてるかな……。

    二十も半ばを過ぎてからは、好きな作家のエッセイを手始めに読むようになりましたが、割りと書店のエッセイジャンルの中では王道なさくらももこ作品は、何故か手に取る機会なく過ごしてしまいました。

    今回、さくらももこ先生の訃報に接して、やっと、ようやく、本作を手に取りました。



    結論 : 声だして笑った。



    中学生当時に出会えなかったことを嘆くべきか、ようやく出会えたことを喜ぶべきか。

    とりあえず、折を見てさくらももこ作品は買うだろうな。一気に読むんじゃなく、夕食後にまったりしてる時間とか就寝前に少しずつ読んでいくのがいい感じだな。エッセイってそうやって楽しむジャンルなんだなって最近改めて気付けて、ちょっと嬉しい。

  • あとがきを見て、98年と書いてあり、20年も前の作品なのかと驚いた…そりゃ私が実家で学生の頃読んでいたはずだ。
    20年経った今も色褪せずあの当時感じた面白さそのままに、かつ年を重ねて感じる思いもありおもしく読み終わりました。
    最後の春の小川の思い出は、たまちゃんとの話。小学生から高校生までさくらももこ氏の親友だったたまちゃん。なぜか趣味が合い、二人の世界で楽しんだ親友。
    同じような親友、私は中学から私立だったので小学生からのという友人はいないものの、中学からの親友は2人、それぞれ思い付くしいまでも仲がいい。
    有難いなぁ、と思いながらそれぞれ過ごした時間を重ねた。
    さくらももこ氏の作品はまたふとした時に読み返すだろう、エッセイです。

  • 作者まる子時代のエピソードのシリーズ最終巻。
    おバカだなぁと笑いながらも、思い返せば当時の子供なんてみんな似たり寄ったりの経験をしていると思う。
    昭和の子供時代ならではの、おおらかで穏やかな時間。
    終盤には大人になっていく寂しさを少し感じさせながら‥‥。

  • 引き続きさくらももこエッセイ読了。たまちゃんとまるちゃんは小学校だけじゃなくてずーっと親友のまま長く付き合いが続いてたって知ってなんだか凄く嬉しくなりました。そしてあとがきの息子さんが可愛すぎてにやけた

  • どうしてもクスッとしてしまう本。風呂で歌をうたうが特に好き。

  • 小学生の頃に、この『あのころ』『まるこだった』『ももこのはなし』シリーズに出会って、すごくおもしろくて何度も読みながら笑いました。本を読んでいるのにギャグ漫画を読んでいるような面白さ。でもギャグ漫画よりもじわじわくる笑い。どんどん読書が好きになっていったきっかけにもなった本です。

  • お風呂でヒロシに歌を教える話が一番好きかも。
    面白すぎる。
    ちびまる子ちゃんもそうだけど、やっぱり私は友達や学校での話より、あの個性豊かな家族との話が好きなのかもしれないと改めて思った。

    そして、今日ちびまる子ちゃんのお姉ちゃんを担当していた声優さんが逝去されたと知りました。
    本当にショック…。
    ご冥福をお祈りします。

  • さくっと読める。グータラだけど真の強いまるちゃんが好きです。最後のお話はじんわりきた。

  • まる子だったに続くシリーズ第3弾!!
    黄金の小学3年生時代のおもしろいエピソード。
    いやぁ~ほっこりしました(*^^*)
    好きな話は
    おとうさんのタバコです。
    私はタバコを吸わないのですが、愛煙家の方にとったら、一利も二利もある。理由もなるほど!と思いました。
    さくらさんの本を読むと全て何とかなる。と思え心が軽くなります(^^)d

    前後してしまいましたが、次はシリーズ第一弾のあのころを読みたいです。

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著者プロフィール

1986年からマンガ雑誌『りぼん』(集英社)で連載がスタートした「ちびまる子ちゃん」の作者。1990年からはフジTVでアニメ化され、超人気番組となる。『まるむし帳』(集英社)は唯一の詩集。

「2019年 『さくらももこの詩による無伴奏混声合唱曲集 ぜんぶ ここに2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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