水滸伝 1 曙光の章 (集英社文庫 き 3-44)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087460865

感想・レビュー・書評

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  • 魯智深を主軸に宋江、晁蓋、林冲といった主要人物を紹介していく第一巻。最初からテンポよくキャラクターの個性が描かれていておもしろい。
    次々に新たなキャラクターがでてくるので迷子になりそう、と思いつつも意外に大丈夫でした。
    北方謙三さんは初めて読みますが、判りやすくかつ軽薄でもなく筆致力の高さに感服します。

  • 全19巻の長い旅が始まりました笑

  • この長編に手を出してしまった。読みきることができるか。

  • 久しぶりの北方版水滸伝。やはり心が揺さぶられる。
    腐敗した国を憂い宋江と晁蓋の元に集う同志たち。
    妻を失って初めて愛に気付き悲しみを抱えた林冲。
    武に目覚め飛翔の時を待つ史進。
    物語は始まったばかりだが早くも魅了されてしまっている。

  • 東山彰良さんの日経夕刊にて手に取る。1巻目からのめり込んでいる。

  • 組織化、人の活用法、あらゆる面で、経営の参考になる

  • 北方版水滸伝、全19巻。数年前、欲に負けて1.2巻を購入してしまったものの、読み始めてからすぐに「これはまずい」と慌てて頁を閉じ、長らく封印してきた。面白過ぎて、グイグイ引きこまれて、19巻一気に購入してしまいそうで危機を感じたから。懸命に自制してきたけれど、今、図書館に全巻あるのを知って遂に封切りした。
    もう本当に一気に読める。国を憂い、変えようとする男達の話。水滸伝を全く知らない人間でも楽しめる。個人的に国家転覆系は大好き。きっと長く、時間をかけて人を集め、力を蓄え、そして国を討ち果たしていくのだろうなあ。仲間が大勢出てくる。巻ごとに、中心的に描かれる人物が居る(多分)。それぞれの人物の想いを拾い、大きなうねりを生み出していくのだろうから19巻も納得。

  • バイブル。

  • 北方謙三が1999年から2005年まで「小説すばる」連載していた水滸伝の第1巻。血沸き肉踊る物語というのは、こういう作品を言うんだなと思います。まだ1巻ですが、素晴らしい。オリジナルの水滸伝は「三国志演義」、「西遊記」、「金瓶梅」とともに中国四大奇書の一つに数えられる名作。せっかく面白い作品なのに慣れるまでがとにかく読みにくい。慣れても読みにくい(個人の感想)。そんな水滸伝を読みやすく、再構成したのが、この北方版水滸伝です。全19巻読破の道は長いと思うけど、がんばって読破するぞ!!

  • 大変な作品を読み始めてしまった…(震)。

    映画ロード・オブ・ザ・リング第一弾を観て、あまりの面白さに続きが気になって、学校をサボってトールキンに読み耽った高三の春←受験生

    サークルの友人に森博嗣のすべFを勧められて何気無く読んでみたら、やっぱりハマって、講義中にコッソリ机の下でS&Mシリーズを読みまくった大学一年の夏←結果、先生に目をつけられまくった

    そして、三たび!

    そんな風にハマりそうなシリーズに手を出してしまいましたー!なんてこったい(嬉)。

    三国志にハマってあらかた読んだ後、水滸伝にも手を伸ばそうとはしたものの、あまりの登場人物の多さに断念したのは中学時代。何てもったいない…。

    でも、あの時諦めてたからこそ、今回改めて出会えたのよね。うれちい←

    というわけで、全19巻、好漢達の血湧き肉躍る物語を読んでいきたいと思います。

    武芸に秀でた者、
    商才に長けた者、
    自らは表舞台に立たず後進の育成に励む者、
    そして男達を惹きつけて止まないカリスマ性溢れる者。

    第1巻は、そんな魅力的な登場人物達の紹介がメインです。


    【内容まとめ】
    時は12世紀。国の中枢は腐敗し、民は重税に苦しんでいた。乱れた国状を正さんと各地で密かに立ち上がる男達の壮大な物語が、今ここに始まる!

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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