水滸伝 3 輪舞の章 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
4.07
  • (247)
  • (203)
  • (183)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 1864
感想 : 122
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461039

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    3巻は楊志、史進が主人公であるように感じた。
    賄賂の生辰綱を奪われ、落ちぶれ、賊に身を落とし、人生が一気に変わったと言えるかもしれない。
    しかし、一方で今までに感じていたモヤモヤした思いからは吹っ切れたと言えるが、賊になったらなったで新たな悩みを抱え、実に人間臭いと感じた。
    史進は原典ではずっと強い人間として描かれていたように思うが北方版で若いなりに悩みを持っているのが印象に残っている。
    また、朝廷側も各地の賊が勢力を拡大するのを待つだけではないことも面白い。

  • 第3巻。梁山泊を中心とした反乱の動きに、官軍が気づき始め、徐々に両者の絡み合いが始まる。
    まだまだ新しい登場人物が続々と登場するが、よくぞまあ、このような複雑な歴史物を小説として纏められるものだ。作家ってやはりすごい。

  • 女好きとメンヘラの悲劇なお話し

  • 生きているって
    どういうことか
    生活しているってどういうことか
    何もない
    何もある
    なんでもないことなんだけど
    何もあるからこそ
    幸せって言葉を
    形にすることの面白さ

  • 2021.11.7
    動き出して来たなぁ。推しは今のところ魯智深かな…早く盛り上がって欲しい。

  • じわーっと力を溜め込む期間になっているので、ここが!というシーンはないものの、でもそれなりに楽しめちゃうのよね。
    じゃあ今回のポイントはと言うと、地味に宋江の弟ではないかね。地味に暮らしてきて遂に幸せを掴もうとしてなんか微妙に失敗するという、いや地味だな、ていうか君誰だっけっていう感じもありつつ、まぁ頑張れと言いたい。
    しかし概ね女子に厳しい展開が多いな。だいたいが薄幸やで。

  • おもろい 登場人物多い

  • 4.1

    キングダムのような軍事的激アツシーンが増えてきている一方で、楊志やら曹生の移りゆく心情を表す活字たちも響いた。

  • 生きかたについて、学ぶべきことが多い。

  • 北方水滸伝の大発明、青蓮寺が実態を現す3巻目。

全122件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北方謙三の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×