水滸伝 3 輪舞の章 (集英社文庫)

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  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461039

感想・レビュー・書評

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  • 死ななくてもいい人たちが死んでしまう悲しみ。

  • 司馬遼太郎賞
    著者:北方謙三(1947-、唐津市、小説家)

  • 水滸伝三

    190607読了。
    今年56冊目今月3冊目。
    #読了
    #北方謙三
    #水滸伝三

    官軍にも、梁山泊にも、それぞれの正義があり、それぞれの戦うべき敵がいる。

    足りれば驕る、満ちれば腐る。

    足らぬものがあるから、志という旗を掲げて戦えるのだ。

    戦いに身を投じながら、人間としての幸せを考える。立ち止まりながら、苦闘を続ける。

    カッコいい。



  • 楊志 二竜山
    宗江 出立

  • 原作は英雄列伝のようなところがありましたが、ここに来て北方版らしい人物造型の深みを敵方にも描いています。様々な伏線が梁山泊結集時や果ては結集後に活かされるようで、ワクワクします。それにしても、閻婆惜の扱いは酷い。北方は、特に、女性を駒としてしか描けていませんね。

  • 衝撃の展開で宋江が城郭を追われることに。

    3巻は登場する人が少なく、一人の物語が長く深かった。

  • ★2009年2月18日 19冊目読了『水滸伝 三 輪舞の章』北方謙三著 評価B+
    日本で帰国したとき買ってきて久しぶりの水滸伝。登場人物が多いので、巻頭の解説を読んで記憶を呼び起こしてから読み始める。
    楊志、魯智深、公孫勝らが、政府の影の組織、青蓮寺との対決に突き進んでいく。もう止められない梁山泊と官軍の対決。

  • 楊令 ←孤児

  • 北方水滸伝全19卷を読了。
    水滸伝そのものを読むのが始めてなので、古典原作と比較しての改編の凄さは分からないものの、梁山泊と宋との対決という大枠のストーリーの中に、多種多様なタイプの人間をそれぞれ人間くさーく展開させていく筋立てが凄すぎて、むさぼるように読みつくすのでした。
    夜中の2時にミルクあげた後に訪れる1人の平穏な時間を使って、ついつい読みふけってしまい、寝不足な日々を長々と続けてきましたが、これでようやく日常生活に戻れる!と思ったのに、あんな終わり方するんなんて、、、まんまと楊令伝を読みたがってる自分がいる。手を出すか出すまいか、迷うところだが、きっと近いうちに大人買いするんだろうな。

  • 再読

    このシリーズは同作者の三国志に比べてえらく落ち着いた雰囲気に感じられる。
    梁山泊メンバーで誰と誰が面識ありどの人物がどれほど関わってきてるのかそろそろこんがらがってきた。
    それに加えて青蓮寺、朝廷側にもドラマがありものすごく重層的、ほんに読み応えあるシリーズです。
    時には唐牛児みたいな小物が大局を動かす意外さもいい味。

    ささ、次巻へ。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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