- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087466966
感想・レビュー・書評
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相変わらず唯川さんの話は20代OLの私からしたら等身大の話ばかりで共感の連続。
彼氏と付き合う、別れた、結婚、出産、仕事など。
どうしてこんなに感覚がわかるのだろうとびっくりするくらい。
美月のやり切れなさに共感しつつ、英利子の精一杯頑張ってる姿も応援したくなった。
それにしても友章って明らかにやり手の遊び人じゃん。こーゆう男に女の子ってとことん弱いよね、えりことくっつけば良かったのに、そうはいかない世渡り上手な男だなー。
とにかく唯川さんの作品は20代のうちに沢山読んでおきたい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
唯川恵さんの作品初読み♩♪♫♬
素敵なカバーと、さわりの【恋愛とは不安との戦いであり、結婚とは不満との戦いである】の一文に惹かれて購入。むしろそれが全てであると思った。
女性の内面を描き方がすごい。唯川恵さんの描く女性の強さはかっこいいし、弱さや鋭さ、ずるさは情けない部分すら共感できる。
この作品を読んだ当時は、結婚して幸せながらも徐々に不満が出てきた自分の生活とリンクしてものすごく印象に残った作品。今は読んだら、好きな作品に変わりないけれど、多分共感よりも先に不倫や浮気の嫌な面が強く残るかもしれない。
読んだ時期も良かったのかも。 -
安定のストーリー。
前に一度読まなかったかと、本棚検索してしまった。
でもたまに読みたくなるのよ、ありふれた恋愛もの。
まあ、まずは自分本位な主人公たちにイラッとするよね。
そして、二言目には、結婚結婚結婚....他に考えることないのか?
そしてアフターファイブを満喫するわけよ....
かくいう私はそんな優雅なオフィスライフを送れないことが確定。
羨ましい半面、このご時世そんなOLいるか、と疑問...
仕事に生きてく予定なので、彼女たちの悩みとも無縁の予定だけど、
こういうのを読むと、なーんで私こんなに頑張っちゃってんだろうと虚しくなるのも事実。もっとラクに生きれるんじゃないか、おい。
物申したいのは解説。
本の最初に、「恋愛は不安との戦い、結婚は不満との戦い」という一文があるのですが、それを真理と呼ぶのは結構。ただし、ニュートンの万有引力をもってくるのはやめて。同列で扱うんじゃねえ。 -
結婚に人生を変えられるか、結婚で人生を変えるか。
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20代ならではの恋愛観と、30代ならではの恋愛観を見事に絡ませた物語。
恋愛に間違いなんかないんだよって、背中を押してくれる1冊です。 -
こんなに人生うまくいかないと思うけど・・・。
でも、不安に思うきもちは誰もが一度くらい経験してるんじゃないかな(^◇^;) -
瑠璃でもなく、玻璃でもなく
唯川 恵
「恋愛とは不安との戦いで、結婚とは不満との戦いである。」
これが冒頭の一文。
まさに、この物語の核心を突いている。
恋愛と結婚は両立しない。
恋愛の延長線上に結婚はあるかもしれないけど、
ときめきと安定が両立するかと言えば、否だと思う。
そんなのってつまんない?
どうだろう。
無い物ねだりな生き物なんだな、人間って、本当に。
幸せって、何なんだろなー。
そんなベタなことを、ぐるぐる、ぐるぐる、考え込んでしまうような小説。
でも、今このときに読めて良かったと思う。
同世代の女子には、ぜひおすすめしたい一冊です。 -
こんなふうに人生がうまくいくといいなあ。