瑠璃でもなく、玻璃でもなく (集英社文庫)

著者 : 唯川恵

• 集英社 (2011年5月20日発売)

感想・レビュー・書評

[如月 はるかさんの感想 · 2012年8月4日]

私は結婚していないし、したいとも思っていないけど、彼女たちが抱える不安は分かる気がする。
どうして女は自分の生き方に迷ったりするのか。どうして男は迷わないのか…。

最終的に二人はより良い方に進めたように見えたけど、でもやっぱり不倫はダメだろ。

[リサさんの感想 · 2012年7月28日]

個人的にすごくハマりました！結婚して仕事している身なので、不倫する側、される側のどちらの気持ちもわかるような気がして、ずーっとどちらつかずだったというww ラストもありえなさそうで、逆に現実的なんじゃないかと、妙に納得。

[moyu1011ponさんの感想 · 2012年7月16日]

私もちょうどヒロイン美月と同じ年代で同じように結婚したいと思っている。
でも、それは本当に結婚生活の先を考えてしたいと思っているのか。
英理子のように結婚生活を淡々と続けていけないのではないかといろいろ考えさせられました。
まさしく、私世代の話なので親近感が湧きました。

[海野藻屑さんの感想 · 2012年4月15日]

女の幸せって二つしかないのかな

[澪さんの感想 · 2012年3月29日]

「女は負けの恋愛をしちゃいけないと思う」の台詞がグサリときた。
私に言われているのかと思って、ドキリとした。
恋人なのに我慢ばかりで、聞き分けの良い女を演じる必要なんてない。
この本を読んで、これからはもっと素直に気持ち伝えていきたいと思った。

[旧本棚（参照用）さんの感想 · 2011年12月30日]

久しぶりに手に取った唯川恵の作品。高校時代には、その当時出ていた作品全て読破するほど、ある意味はまったというか、知らない世界見たさで癖になった作家さんではあるが、適齢期になると変な固定観念と先入観を持つ原因になりそうで嫌煙していた作家さんの一人。
ただ、気になる設定だったので、今回は手に取ることを自分に許してしまった。

読み終わった感想は、とってもあっさりって感じ。もう少し女性の心理に真に迫る描写があるのかと期待していた分、残念。文章も物語の流れも薄味。

美月は表現されている心の動きが純粋すぎるし、英利子の苦悩もよく伝わらない。現実は、どちらの立場の女性も考えて考えて考え過ぎて自分の意思や心の在り方なんて、訳がわからなくなるところまで追い詰められるものだろう。

終わり方もあまり納得出来ないけど、二人の女性が、それぞれ自分に自信の持てる人生を選択したからこそ、はたからみたらどうであれ、ハッピーエンドなのだろう。
自分を信じてあげられる事が、前を向き運を引き寄せる第一歩だと思った。

[tg49さんの感想 · 2011年12月24日]

37歳朔也の妻34歳英利子、その不倫相手の26歳美月の二人を中心にした物語。

皆が最後にはハッピーになっちゃうのは物語だからか。でも、時間軸を長めに取れば、こういう結果っていうのは多数ではないけどあるのかもね。
美月の心情描写はスゴイ。

[トコナルさんの感想 · 2011年12月18日]

なんだかんだ言ってもそれぞれ人生前に進んでいくってことかしら。結婚を焦る気持ちがリアルに描かれていました。共感はできないけど…

[imuyさんの感想 · 2011年12月3日]

2011.12.1
不倫から幸せになったことには違和感。でも2人の気持ちの描写はとても良かった。美月の不倫相手を困らせないようにする気持ちにとても共感。結婚したら再読したい。

[マリノスケさんの感想 · 2011年11月27日]

「恋愛は不安との戦いであり、結婚は不満との戦いである。」
物語に入る前のこの言葉通りの展開となる、二人の女性が主人公の話。著者の他の作品と比較すると淡々としたストーリーだが、細部では考えさせられることも多かった。