- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087467154
感想・レビュー・書評
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武松の右手切り落とすところが全て。そして「岳飛伝」の主人公、登場。
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2011年09月 06/059
楊令が梁山泊に加わって、方ロウの戦が始まるところまで。
呉用の人間味に惹かれます。 -
一巻では、最後になって登場した楊令が今度は出ずっぱりだ。
「俺はね、汚れたのですよ、青燕殿。梁山泊軍にいたときとは較べられないほど、汚れきってしまった。そんな俺を待つことを、空しいと思われませんか?」
「汚れたかどうか、余人が決めることではない。おまえ自身が決めることだろう」
「俺は汚れましたね」
「いいな。子午山から降りてきたおまえは、若いくせいに非の打ちどころが無かった。それは、いくらか異常でもあった。人なのだからな。汚れを持っていて、当たり前と言っていい」
楊令はいま、新しい国を模索している。いまは、まったく具体的ではない。しかし、呉用とも、史進とも、公孫勝とも、比べてもまったく見劣りしないのが頼もしい。
今回の見所は、
呉用のスパイ大作戦と、
杜興が孟康に無理な要求を(泣き落としを使って)拝み倒す場面と、
楊令と岳飛との「運命の出会い」であろう。
「水滸伝」が19巻、「楊令伝」が15巻、しかしそれで終わりではなかった。現在「岳飛伝」を構想し、これで「大水滸伝(水辺の物語)」三部作を完結させるのだという。この物語がキューバ革命を擬しているのだとしたら、楊令伝は革命直後のキューバ、となるだろう。そして、岳飛伝はもしかしたらゲバラの最後になるのだろうか。 -
二日で読破。
楊令・方臘・岳飛と役者も揃い、いよいよ物語が動き出す。
明日にでも三巻目を買いに行ってくる! -
見返し口絵に楊令登場。
その手には替天行道の小旗が。
生き残った者たちの中で一番苦しんだのが楊令だったのかも知れない。
国家を打ち破った後にはまた権威が生じる。自分たちの戦いとはいったい何だったのか…。
梁山泊において楊令の役目とは何なのか。
いきなり楊令伝の真髄に迫るかのような問いかけの第2巻。 -
楊令・方臘・岳飛と役者が揃った!
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争乱の前の序章、揚令をはじめとする魅力的なキャラクター達が丹念に描写されています。これからどう展開していくのかわくわくします。文庫本全15巻の毎月刊行が今後の私の密かな楽しみです。
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長い長い物語のまだほんのはじまりだ。
名前が多くて覚えきれない。 -
いよいよ本編に入り出しました。