言えないコトバ (集英社文庫)

著者 : 益田ミリ

• 集英社 (2012年6月26日発売)

感想・レビュー・書評

[マサさんの感想 · 2023年7月1日]

ほんとにミリさんの言葉に共感できますね。そして面白い。クスクスって笑ってしまいます。
もう恥ずかしくて言えない言葉、自分にもたくさんあります。

[MRさんの感想 · 2022年3月5日]

面白かった！いつも何の気なしに発してる言葉のことを考えたりもしました。

益田ミリさんは、繊細な方なんだなと、、

私は、若い頃から、周りの人がおあいそっていえば、そういうもんなんだと思って次から自分でも言ってたし、考えたこともなかったけど、みんな色々考えてるんだなって思うと面白かった！

私が言えない言葉ってなんだろうって考えた
今はコスパかな。
なんか、言えない。

[あいさんの感想 · 2017年6月30日]

言えないコトバとは、言う事が出来ないわけではなく、自分の口で発するのは照れるなぁと言う感じ。

わかる〜（笑）と思うこともあれば、そうかな？と思うこともあり、私はどうだろうと考えながら読んでいくのが楽しかった。
言葉というのは人柄が表れるので面白いなと思った。だからこそ気をつけなければいけないなとも思った。

1番わかると思ったのは「スイーツ」。
最初の頃はスイーツとデザートは別物かもしれないと思いなかなかスイーツという言葉は使えなかった。スイーツ、デザート、甘いもの、時代を感じる。

「遠慮のかたまり」という言葉を初めて聞いた気がする。

[メメさんの感想 · 2024年3月1日]

お友達の軽いおしゃべりを聞いている感じで楽しめます。笑
ちょっぴり登場したお母さんとのやり取りに、またくすりと和みました。

[ちほさんの感想 · 2023年9月2日]

遠慮のかたまりっていう言葉を初めて知った！イラストもあって、どんどんページが進む本だった。最近益田ミリさん、マイブームです！

[よもぎもちさんの感想 · 2022年3月16日]

言葉ってその人によって捉え方が違くて面白いなぁと思った。そして扱い方が難しいとも感じた。もう少し意識して言葉を使わないとなぁと思う。



★悪口の言い方にその人の本質が見える気がする

★ひとりって、ひとりで行動することだけじゃないのだと思う。誰と暮らしても、自分の時間、すなわち人生を、「かなりの高い割合で自分で決められている」のだと、思っていられることが重要なんだという気がする。

★バシッと説明しにくいイメージの世界。なんとなくわかるんだけど、人によってはビミョーに違っているもの。そういうコトバは、聞いているだけに限る、とわたしは思っている。


★たとえ、苛立ちに任せて口にしているだけであっても、こういうコトバを使いつづけていると、それが自分の考え方として沈澱してしまうのではないか。

[IKFさんの感想 · 2021年3月16日]

先日読んだ芦田愛菜ちゃんの『まなの本棚』で、愛菜ちゃんが小5の時、初めてエッセイというジャンルに挑戦したときに読んだ本としてこの本が紹介されていた。そういえばまだ読んでいなかったな！と早速手にしてみた。

口に出すのはなんとなく気恥ずかしかったり、違和感があったりするコトバを集めた本。大阪で、その場にいる人全員が遠慮している状況のとき使われているという「遠慮のかたまり」という言い回しは知らなかった。
こうして見ると、言葉も生きているなぁと。時代と共に徐々に使われなくなり古くなったり、初めは慣れない感じでも時間と共に浸透していったり、時には意味が変化したり。人との遣り取りに必須のもので、普段何気なく使っているけれど、改めて見てみると奥が深くて面白いものだなと思った。

[くんたさんの感想 · 2021年2月16日]

ミリさんのいろいろな言葉への想いが聞けて楽しい本だった。
私も気恥ずかしくて、うまく言葉が使えなかったり行動に表せないことがあるからよくわかるな。
この本は間に漫画も入っていて、その漫画もクスっと笑えてよかった。

[あいす桃さんの感想 · 2014年4月11日]

小っ恥ずかしくて言えないコトバを、益田さん流に斬ってます。

そういった言えないコトバを、ずらずらと羅列してみると、自分というものが見えてくるのではないでしょうか。

益田さんは、『古き良き時代』を使っている人に、妙に照れくさくなると語っていますが、私はこのコトバ好きだなぁと発見！

そのあとにも、『飽くなき戦い』『終わりなき旅』『見果てぬ夢』と例を挙げていますが、タイトルっぽいコトバ好きだなぁ。

[‪‪蜜の花さんの感想 · 2024年4月18日]

『悪口の言い方で、その人の本質を知れる』
この考え方、いいなと思った( ` -´ )bｲｲﾈｯ✨

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか？』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。