軽蔑 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087470178

感想・レビュー・書評

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  • 読みづらい

  • 映画でみるよりカズさんがダメ男すぎて呆然。ぜんっぜん五分五分じゃない、まちちゃんの苦悩。田舎町の描写は和歌山人ならかなり共感度高いかと。

  • 和歌山、新宮などを舞台とした作品です。

  • 嫌いじゃないけど、ちと長過ぎ

  • 相思相愛の男と女、五分と五分。
    愛する人がいれば、そうありたいと思う。
    相手に頼るわけではなく、かと言って支配したいわけじゃない。
    そう願っているのに、それは実現できない。
    ヒロインの真知子は、まさにそれに悩み苦しんでいたのだろう。
    彼女とカズさんのカップルは、欲望渦巻く東京では若さゆえに強い光を放つが、カズさんの故郷では、彼が育ってきた地方の因習に知らず知らずに縛られてしまう。
    それであっても対等なスタンスを求む真知子、彼女を抱えながらも堕ちていくカズさん。
    彼らのような生き方にあこがれるわけではないし、かといって批判はできない、強烈な恋愛をただただ見守るだけであり、それに心揺さぶられたのであった。映画も楽しみだ。

  • 中上が残した最後の長編。とんでもないものを残していったな。

  • 2011年3月30日読み始め 2011年4月6日読了
    映画「軽蔑」を見る前に原作を読んでみました。うーん、この作品は中上健次作品の中でも異端というか、ちょっと変わった位置づけにあるようで、正直そこまで面白いとは…。タイトルの意味もちょっとわからなかったです。
    真知子はかわいい女でもあり、すごく情熱的にカズさんを愛していますが、結局カズさんは破滅していくので悪女と言えるかも。あと田舎の閉鎖的な部分はよく書けてると思いました。

  • 映画の公開が待ち遠しい。
    鈴木杏はどう演じるんだろ?

  • はて、なんでこの本を読んだのかがよくわからないんだけど。
    中上健次の名前は、ビートたけしとか永山則夫が働いていたバーの話題に出てたんだと思う。

    小説自体は一気に読みきってしまった。自分の心境に近いものなんて全然無かった気がするけど。

    ドロッとした内容だけど、最後はスカッとする。

    映画化なんだね。

  • 解説 四方田犬彦

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著者プロフィール

(なかがみ・けんじ)1946~1992年。小説家。『岬』で芥川賞。『枯木灘』(毎日出版文化賞)、『鳳仙花』、『千年の愉楽』、『地の果て 至上の時』、『日輪の翼』、『奇蹟』、『讃歌』、『異族』など。全集十五巻、発言集成六巻、全発言二巻、エッセイ撰集二巻がある。

「2022年 『現代小説の方法 増補改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中上健次の作品

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