- Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087470178
感想・レビュー・書評
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読みづらい
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映画でみるよりカズさんがダメ男すぎて呆然。ぜんっぜん五分五分じゃない、まちちゃんの苦悩。田舎町の描写は和歌山人ならかなり共感度高いかと。
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和歌山、新宮などを舞台とした作品です。
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嫌いじゃないけど、ちと長過ぎ
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相思相愛の男と女、五分と五分。
愛する人がいれば、そうありたいと思う。
相手に頼るわけではなく、かと言って支配したいわけじゃない。
そう願っているのに、それは実現できない。
ヒロインの真知子は、まさにそれに悩み苦しんでいたのだろう。
彼女とカズさんのカップルは、欲望渦巻く東京では若さゆえに強い光を放つが、カズさんの故郷では、彼が育ってきた地方の因習に知らず知らずに縛られてしまう。
それであっても対等なスタンスを求む真知子、彼女を抱えながらも堕ちていくカズさん。
彼らのような生き方にあこがれるわけではないし、かといって批判はできない、強烈な恋愛をただただ見守るだけであり、それに心揺さぶられたのであった。映画も楽しみだ。 -
中上が残した最後の長編。とんでもないものを残していったな。
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2011年3月30日読み始め 2011年4月6日読了
映画「軽蔑」を見る前に原作を読んでみました。うーん、この作品は中上健次作品の中でも異端というか、ちょっと変わった位置づけにあるようで、正直そこまで面白いとは…。タイトルの意味もちょっとわからなかったです。
真知子はかわいい女でもあり、すごく情熱的にカズさんを愛していますが、結局カズさんは破滅していくので悪女と言えるかも。あと田舎の閉鎖的な部分はよく書けてると思いました。 -
映画の公開が待ち遠しい。
鈴木杏はどう演じるんだろ? -
はて、なんでこの本を読んだのかがよくわからないんだけど。
中上健次の名前は、ビートたけしとか永山則夫が働いていたバーの話題に出てたんだと思う。
小説自体は一気に読みきってしまった。自分の心境に近いものなんて全然無かった気がするけど。
ドロッとした内容だけど、最後はスカッとする。
映画化なんだね。 -
解説 四方田犬彦