白昼堂々 (凜一シリーズ) (集英社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087473827

感想・レビュー・書評

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  • ホモまみれだ(第一声)

    というわけでホモ語りご注意を。














    やべーなこれ…やべーな…
    そういやこれついったでホモだって流れて来たなーどんなかなーとかそんな軽い気持ちで手に取るべきじゃなかった。ホモ読むぞーって気概で読むべきだった。ものすごく萌えた。

    凛一さんどうなってるんですか…儚げな美少年でホモ…?
    無敵じゃないですか…そんなひとに言い寄られたらどんな男も落ちるだろ…どうなってるんだ…
    終始敬語なのに、正午くんの前だと崩れるのがなんともあざとい。年下が正午くんしかいないからなんだろうけど。あざとい。あざといぞ。

    そんで氷川くんめっちゃかっこいいやないですか…もうちょっとはっきりしてやれと思わないこともないけどそりゃ迷うよなしょうがないよ。

    このふたりのかけあいが…とても…もえる…!!
    どんどん打ち解けていく感じがね、もうね、凛一行け行けもうちょっと!!みたいな…

    女装してってキスされるとか、女装してるつもりもないのに女に間違われるとか、短髪美少年最高ですね。本人に自覚なしっていうのがまたね。
    そんでもてまくりでしたね。すげーな凛一。


    もー簡単にいうと萌えました、ものすごく萌えました。ガタイのいい青年と儚げ美少年ですよ、しかも美少年はまだ成長途中なんですよ、ノンケ×ゲイですよ、どこから萌えていいのかわかりません!!

    あと名前にいちいちときめきました
    凛一と正午(まひる)がいい。すき。凛一が凛て呼ばれてるのもいい。

    はー…おもしろかった…
    ホモ抜きに、萌え抜きにしても文章が好きでした。きれい。
    中学のとき、確か少年アリスだったかな、を読もうとして途中でギブアップして以来長野まゆみさんは合わないんだなと避けて来たんだけど、ホモだから読めたのかそれとも、長野まゆみさんの作品が読めるようになったのか、定かでない。
    今なら少年アリスにリベンジできるかもしれない。今度読んでみよう。


    @大学図書館

  • こんなに主人公の回りに「男を恋愛対象に出来る男」が揃っているとは…まぁ同じ血族内だし、あり得無いことではないのかな??
    思春期の甘酸っぱい恋愛模様を同性同士という制約のもと、切なく描かれた作品。簡単に言うと 「ゲイがノンケに恋をした」話。ありがちな 設定のbl 小説ではなく、文学作品 へと昇華させる作者の手法には脱帽。

  • 昔好きだったなあ。2人の秘密とか雰囲気とかたまらない。

  • 私はこれを読んで驚いてしまった。同性愛の話だとは思っていなかったからです。古本屋で手に取り後ろの説明を読んで面白そうだと買ったのが、この本。私にはとても読みやすい文章の書き方で心地が良かったですね。ですが、すらすら読んでいるような、しかし実際はなかなか進みませんでした。私は同性愛に偏見はありませんが好き好んで読んだりはしない人間なので、それが原因かもしれませんね。しかし、凛一がとても好きですね、私。由緒ある家元なだけあってか穏やかで礼儀正しい。凛一が魅力的且つ心地の良い書き方があるから私はこの作品を嫌いとは簡単には言い切れないなと思いました。好きかとも言い切れないですが。他の方のレビューでも書いてありましたが好き嫌いは別れる作品かもしれませんね。私はどちらかと言えば残念ながら後者かもしれませんが、良い作品です。

  • 読んでる間は楽しんでたんですが、長野さんの中ではあんまり…な印象。ただのBLなんじゃないのか。

  • BLだろうけれど文学的な印象を受けた。
    少年二人の関係性と嗜好の違いがリアルを感じさせる一方で文章の独特さが現実から読者を引き離す感覚を覚える。

  • 男好きの男がたくさん登場するので好みは分かれますよね。凛一のしたたかさがなんか好きになれなかった。4部作の1作目らしいけど多分続きは読まないかな。

  • 以前に読んだ本。
    ここで皆さんのレビューを確認していたら、また読みたくなってきました。。
    うずうず。。。

  • 凜一シリーズ第一作

  • 2000年代前半、ある種流行病のように長野まゆみが流行った(かどうかは定かではないが、田舎に住んでいた私のまわりの同好者のあいだでは爆発的に流行っていた)ように思います。
    一番好きなのは凛一シリーズです。今思うと、この子も物腰穏やかでしたたかな子だなぁ…(笑)
    これも夏がくると思い出す本。

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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