姉の結婚 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087482768

感想・レビュー・書評

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  • 結婚適齢期で少し焦ってた自分の気持ちを一気に冷ましてくれた一冊。特に「貯金通帳」と「結婚式」のイライラっぷりったらない。こんな人たちにはなりたくないと思った。群さんの文章をムカつくと思い始めたので私も大人の階段()を上ったのかもしれない。

  • 再読。
    面白かった! ハズレなしの短編集。
    普通の人たちの日常を淡々と、でも面白く皮肉っぽく描かれている。
    特に以下がお気に入り。
    ・「家賃」給料手取り13万5千円のOLがおしゃれな家賃8万円のマンションに住むための倹約生活。
    ・「結婚式」容姿、家柄、財力、学歴、性格と全てが揃った男性を射止めた姉の結婚と家族の困惑
    「金喰い虫」美形に生まれた娘を芸能人にしようと必死になる母親
    ・「姉の結婚」普通と平凡が合体したような男と結婚した姉の結婚生活の行方

    2011.7.30
    再読。
    軽いのを読みたい時には最適な短編集。
    元気になれる。

  • 短篇集で身近に起こりそうなストーリーで
    スラスラと読めました。

    が、なんかあんまり好きじゃなかったかも。

  • 本当に日常という感じの作品。
    短編なので読みやすいし、電車に乗っている時に読むのにちょうどいい。

  • 女性が0.1秒で考えることを鮮やかな文書で書かれています
    当てはまりそうな友人や親戚の顔が浮かびそう
    男性が読むとまた女性の裏顔が見えておもしろいでしょう

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    結婚のご祝儀をめぐる、若い夫婦の人には言えない悔しい思い「御祝儀袋」。給料手取り十三万五千円のOLが家賃八万円のマンションに住むために、日々一円との闘いに明け暮れる倹約生活のなかで生まれる意外な感想「家賃」。普通と平凡が合体したような男と結婚した姉。たちまち破局がやってきて、目ざましい姉の変貌ぶりが可笑しい表題作。ささやかな見栄を支えに明るく生き抜く女たちの物語。

  • 09/05/15
    09/10/18

  • 見栄を張る場所は違えど、ここだけは譲れない、それ以外は何とか工夫してやりくりするという姿勢が頼もしい女性たちのお話でした。

  • 金・金・金。とにかく現実的なお金の話が盛りだくさんな本である。
    勧められたとおり、「家賃」が一番面白かった。
    手取り13万で家賃8万の家に住んだ女の話。

  • 中学生くらいのころ、この作者の作品をよく読んだ。
    いとこが作者買いしていたからだ。
    当時は、「よくあるOLの日常」や「嫁姑問題」や「30歳のタメ息」なんかが非現実的でとても面白く感じられた。
    しかし、今になって読むと本当に普通のことしか書いてないのね。
    大人の日常が、ファンタジーではなくっなった今、わざわざ本で読むのはとても面倒くさかった。

    ああ、遠いところまで来たな……

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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