- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087496284
感想・レビュー・書評
-
若い頃の性欲やら欲望やらが、所々汚いけど、所々美しく描かれていて楽しい。
バリケード封鎖後の出来事の描写がすごかった。
村上龍さん元気だな…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何度も読み返したくなる。
村上龍さんの要素が散らばりながらも、他の作品とは一線を引く。佐世保、米軍、反体制…、バックグラウンドにあるものは彼のはずなのに、何故か等身大で入っていける。わくわくもするし、応援もしたくなる。自伝的小説だからこそ、村上龍さんの魅力がより伝わってくるのかもしれない。 -
いつ以来の再読だろう、電子書籍化を機に再読。1969年の、祭りへの熱気につつまれた空気、時代をよくあらわしてくれる。自分の欲望に忠実で、グランドデザインを描き、周囲をまきこむ力のある主人公ヤザキ。冷静で実務家として力を発揮するアダマ。ふたりが組めば旋風を巻き起こすが、まわりにいて巻き込まれる方は辛い目に合うことも。ふたりは、きっと、そんなの関係ねえ、と言いそうだけど。楽しんだもんが勝ち、つっぱしったもんが勝ち、そして後日譚のヒロインにふられ、やけ食いしまくって夜中にフルートでハービー・マンをふきまくり、若いヤクザになぐられるシーンがなぜか印象に。
-
高校生のとき、わたしはそれなりに高校生活を謳歌したつもりだったけれど、もし高校時代にこの本を読んでいたら、もっと楽しめたのではないかと思いました。時代は違えど青春の過ごし方はきっと変わらない!はず!少なくともわたしは、こんなちょっと馬鹿だけど行動力のある高校生でいたかった。
-
学生時代特有の、馬鹿馬鹿しさとエネルギーに満ち溢れた作品です。
私が学生だったころとは40年近く時代の違う物語でありながら、男子高校生が抱く
社会への反抗的感情・異性への憧れはいつの時代も変わりませんね。
ところどころに出てくる太字やユーモアに富んだ文体がハイテンションな世界観を醸し出しています。
しかし、これが自伝的作品とは・・・
村上龍氏は随分華やかな青春を過ごしたのですね。 -
中学生の時に友人に薦められて読んだ、ものすごく楽しい小説。何年か毎に読み返しているけど、あの頃に読んでおいて良かったと思う。
-
どんどん世界に引き込まれていった。とっても面白かった!
-
とても楽しく面白かった。
私は、この小説の時代背景を知らなかった。
私の青春時代は先生に反抗なんかできず、今思うと絶対服従だった。なんて、つまらない青春時代なんだろう、、、と読みながら感じた。もっと今を楽しんで生きよう。