- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087520019
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
恐ろしいほど共感
-
人間への恐怖や不信などから生まれるどうしようもない生きづらさがうまく表現されていると感じた。
この主人公のように、酒や薬に溺れたことは無いが、内面的に共感できる部分が多くあり、「自分だけではないんだ」と少し前向きな気持ちにもなれた。
-
太宰治と言えば「人間失格」。私小説とは書いてないがたぶん、太宰治が経験したことや心情を小説にしているのだろう。主人公が心中をして自分だけ生き残るくだりがあるが実際、太宰治も同じく心中を実行して自分だけが生き残っているし。ただ、心中する理由を探しながら読んだけど、それはわからなかった。この小説ではひたすら自分を掘り下げて書いている。ここまで自分を内省していたらしんどいよねとは思った。
-
面白かった!
これぞ「人間失格」なのでしょう。
途中からの「人間失格」具合が凄かった。
現実、今の時代も周囲からの目はこういう風に映ってるのかと思います。厳しいかもしれませんが。
当時の時代背景も知れるので文豪が書く物語は好きです。
-
主人公に対して共感できる部分も少しはあるが自分とは価値観などが違いすぎて感情移入がしにくかったが全体としてはテンポがよく読みやすく面白かった。
-
本を読むことになれて、読み直したいと思いました。
-
なんでだろ読むと気が沈むのに、定期的に読み返す本。
-
とても 落ち込んだ時に 心を絞る物語
-
共感できるところがありすぎて、それもまた自分の意識が恥ずかしく感想の文章化にためらいを感じる。