ここに消えない会話がある

  • 集英社
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感想 : 125
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713053

感想・レビュー・書評

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  • 今日の出来事の職場版的な。
    小さい会社の薄給のとこってファミリー感というか、変にそれぞれを尊重するとこがあったり。
    前の会社が超懐かしくなった。

  • 一時間ちょいあれば読破できる、相変わらずすかすかな本。
    すかすか具合がどんどんヒートアップしてる気もする。
    ナオコーラさん初のお仕事小説。
    やっぱり合わない。
    もう読まないと思う。

  • 「ここに消えない会話がある」と「ああ、懐かしの肌色クレヨン」の2編。
    標題作を読み始めた時、語られていること、全体の雰囲気が、「幼い」なぁ、という感じと、非常に「今っぽい」のではないか、これが今なのか、と感じた。しかし、読み進めるうちに、その今を生きる若者たち、実際描かれているのは25歳から27歳、の心情がさらりと描かれていて面白く読んだ。社員と派遣の違いを語る下りには、納得。

  • 筋書きを追うことから距離を置いた感じで、僕にとってはつらくない。
    表題作はマグカップの下りと最後の一文が好き。
    場面場面がしっかりビジョンになっているのだろうなー、それを誠実に結実させられるのが良いなー羨ましいとおもった。

  • 男女の、恋愛関係にはならないけど友情とは違う関係が私は好きで、多分この人も好きなんではなかろうか。

  • 働くとわかる、同い年だけど、敬語を使ったりすること。タイトルが最高。

  • 日常を綺麗な言葉で紡ぐ人、山崎ナオコーラの小説。
    期待を裏切らない、引用を沢山してもしたりないほど。

    表題作が好き。
    三人称で描くというかたちをとりながら、一人称に限りなく近い不思議な淡々とした語り口が良かった。
    ひとつひとつの表現が素敵。飴のような小説。

  • 新聞ラテ欄を作る人の話

    会社での出来事がサラサラ書かれている

    変わらずナオコーラさんの日常を綺麗な言葉で表現するのが好き

  • 小説にストーリーを求める人は楽しめないんだろうなぁ.....
    会話を含めた人と人とのやりとりとかを味わう.....みたいなとこに面白みが感じられれば、なんとなく良い読後感が得られると思う.....ってかオレは得られたw

  • お仕事小説!
    会話!
    と銘打ってるほど、お仕事!でも会話!でもなかった。たしかに新聞社の話なんだけども。こんなふうに働いてるこんな人たちの普通の生活を切り取って見せたよ~なテイストは、何もないからこそ、光る何かしらをミタイのに、あまりぴんとこなかった。

    作者はガンガンいくタイプだったのだろうな、ということだけわかった。

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著者プロフィール

1978年生まれ。「人のセックスを笑うな」で2004年にデビュー。著書に『カツラ美容室別室』(河出書房新社)、『論理と感性は相反しない』(講談社)、『長い終わりが始まる』(講談社)、『この世は二人組ではできあがらない』(新潮社)、『昼田とハッコウ』(講談社)などがある。

「2019年 『ベランダ園芸で考えたこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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