- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087713428
作品紹介・あらすじ
ケンカとだんじりが少年を「男」に変えた。『岸和田少年愚連隊』ファン必読、笑って泣ける、今ドキ熱すぎる肉食系友情物語。
感想・レビュー・書評
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こんな世界もあるんだなって思いました。
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「そうそう、そやねん!」と頷きながら読みすすんでく。
他所からすると、フィクションでしょ?って言われそうな事だけど、
世話焼きがいっぱいの街に、ちょいと危ない人たち・・・それが起こる町って知ってるから。
笑ろて、泣いて。なんていうんだろう。
胸の奥がぎゅーって、した。
人は、人と接することを知らずでいたら、食べず嫌いで一生が終わるとも思う。
人は、接しないと、接し方を忘れてしまう生き物だとも思う。
接する場所が無くなった時、さびしくて、ポツンと残されて・・それに慣れると、一人が良いんだと強がったりもする。
最近、強がっている私としては(笑)、ハっと気づかされた一冊でもありました。
我が息子たちにも
痛いときに痛いって言える仲間ができますようにと、心から思う。
さてさて、この一冊を、岸和田人もしくは関わった人(笑)以外で、会話文を、口語を、読み解ける人(間違わずに発音できる人)はいるのだろうか・・・(笑)
「かっしょれ~」(笑)
追伸
陸くん。もういっぺん生まれかわったたら、おばちゃんも絶対に岸和田で男で生まれてくる。ほんで、青年団に入るからね(笑)、そんときは、一緒に、だんじり、曳こな。。。。 -
人とかかわること、自分のペースが崩されることを極端に嫌い、他人と自分とのあいだに距離を置いていた主人公、ペンが岸和田に引っ越したことにより「いっぱしの男」になっていく話。
わたし本当にこの人の書く話が好きだなぁと言った感じ。
躍動感と、なんだか目の前で話が展開しているようなリアル。余計な装飾のない潔さが好きです。
(引用)『岸和田中之濱町。みんなが濱のだんじりと呼ぶ。喧嘩と祭りと酒をこよなく愛し、気性と言葉は荒いが涙もろく情に弱い。負けることを極度に嫌い、町対抗の運動会の場で、他町との綱曳きに負けそうになった瞬間、一斉に縄を放して無効とし、喧嘩にもち込んだ逸話など数知れず。年寄りから赤ん坊まで一人残らずイケイケである。』 -
映画化もされた「岸和田少年愚連隊」の著者、中場利一の岸和田シリーズ。だんじり祭りに命を賭けてると言っても過言ではない岸和田の人々の生き様を活き活きと描いた、熱く、甘く切ない青春グラフィティ。やりたい事もなく、人づきあいも苦手な少年ヤマトが青年団に入団して逞しく成長しながらも切ない恋もする。岸和田のだんじりを中心とした濃~い人間関係の暑苦しさと筋を通す男気。時には涙を誘い、時には笑ってしまう。岸和田少年愚連隊シリーズを読みたくなるお薦めの一冊。
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ペンが男になったいく姿が読んでいて嬉しくなる。
昔の下町なのだろう。
いい言葉がたくさん書かれていた。 -
岸和田少年愚連隊 を、そう何冊も読んだわけではない。楽しみにとってあります。この5月から順番に集英社で文庫化されるらしいです。この本は・・・まあ、普通でしょう。しかし、ちゅんばさんは、ついった では結構うるさいです。毎日がんがん吠えています。でも、〆切を前にしてなかなか書けない、とグチってもいます。ちゅんばさんと言えども、〆切に追われながら作品を産みだすのはやはり大変なのです。
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痛快 爽快 元気が出るスピード感あふれる物語。岸和田ってスゴイ街ですね。ピチピチビーチと言う海岸が近くにあるなんて、センスがすごい。