- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087714890
感想・レビュー・書評
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ゆるくてオシャレな悪党たちのストーリー。
伊坂さんの王道手法により、キャラがどれも魅力的で憎めない仕上がりに♪
裏稼業が舞台ですが、ところどころに入ってくる笑いのセンスがたまりません。
ラストへの伏線も巧妙で、最終ページが近づくに従ってドッキドキ。
一気に読める一冊です。 -
まさに伊坂ワールドといった感じ。溝口のいい加減だけど、なぜか憎めないキャラクターが面白く、続きはどうなったんだろうというラストも「バイバイ・ブラックバード」と同じで想像力を膨らませるし、ラストの文章のために伏線を張っているのも流石と思った。
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久し振りにヒットしました!岡田君の人を飲んだような感じとか、溝口のアホなんだけど憎めない感じとか、キャラがどれも素晴らしかったです。時間が前後するので、途中で何度も確認し直しながら読んだけど、読み終わってすぐにもう一度最初から読みたい!と思ったのは久しぶりでした。伊坂さんらしい、悪い人たちを書いているのに、なぜか許せてしまう軽快なリズムっていったいどっから湧いてくるのか?不思議。図書館で借りましたが、これは購入してまた読みます。
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なんともかんとも
独特のキャラに空間ですねー
心がなさそうでいて、みょーに温かかったり
何も考えてなさそうで深ーいところで色々考えていたりして
この浮遊感
だけれど、それだけではなくて
散りばめられた言葉に意味や教訓があったりして
もちろん連作短編の繋がりが伊坂作品らしい展開で
(登場人物の名前は憶えておきましょう)
(登場人物の係わったエピソードを憶えておきましょう)
(登場人物の身体特徴は憶えておきましょう)
伊坂氏の頭の中を見てみたい
これこそ伊坂発想!!
って感じです
重すぎず、軽すぎず、楽しくて、おおーって感じで
大好きです!!
http://momokeita.blog.fc2.com/blog-entry-293.html -
☆3つ。
なんだかなぁ~な作品である。面白くないことはない。でもワクワクはしなし。いやハッキリ言って読んでいてたいくつだ。
それとボリュームが凄く少ないね。まあスラスラと読めるところは悪くないのだけれど、これで1400円では、一文字あたりの単価にするとかなり高い!
そういう高給取りの有名ベテラン作家さんもいるけど、伊坂くんはまだそういう境地の人ではないでしょうに。
出版社の皆様、まだ若いんだから甘やかしちゃぁいかんと思うよ。
いや今回はかなりな上から目線発言でまことに偉そうですまぬ。でも一読者の素直な感想、ってことで。。。 -
久々に好きになった伊坂さんテイストが満載でした。
憎めない悪人たち!
普通なんてない。変人じゃないとやってられない。
どんなに理不尽で不幸でも救いがある。
毒島さんって以前の作品のどっかで出てきたことあるはず…なんだけど何だったか出てこない。。。 -
帯から
裏稼業コンビ「溝口」と「岡田」をめぐる全5章。
【人生、まだ続いていくから】
5章からなる短編集(?)が、それぞれつながっている面白さ。
そして、悪人なのに魅力ある登場人物たち。
伊坂さんは悪人のはずなのに、魅力的!な人間を書くのが大変上手いです。
溝口然り。岡田然り。そして毒島然り。そして高田然り。
それは、「陽気なギャングが地球を回す」も同じですが、
もしかしたら伊坂さんご自身がそんな要素を兼ね備えてらっしゃるのかもしれません。
憎めない悪人要素を、です。
男性としてはそれも魅力の一つになるのかもしれません。
これから、高文祭の吹奏楽部の発表を聞きに行ってきます。