残り全部バケーション

著者 :
  • 集英社
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感想 : 948
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087714890

感想・レビュー・書評

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  • 短編の連作形式。一つ一つは短いからサクサク読めるけど繋がってて最後で伏線が回収されるスッキリ感は伊坂幸太郎!って感じ。

  • 短編集かと思いきや裏の仕事人を通して話が全部繋がっている。
    読みやすいし普通に面白いから万人受けしそう。

    ラスト、きっと毒島さんは嘘をついていない!!

  • 陽気なギャングが好きなので、好みの話でした。
    「残り全部」書いてください!とお願いしたくなった。

  • 伊坂幸太郎お得意の「裏の世界の仕事人」シリーズであり、短編集であるが、全ての話は繋がっている。
    頂点に立つと思われる毒島(ぶすじま)とその下で働く溝口、さらにその相棒である岡田を軸に、ショートストーリーが進んでいく。
    溝口のキャラクター設定なんか実にうまくて、まさに伊坂幸太郎のお家芸と言えよう。

  • それぞれの話の満足感も連作のスッキリさも流石伊坂さん。テンポもいいしスイスイ読めた。
    最後のブロガーが岡田だったらいいな。

  • 伏線に次ぐ伏線が、最後にがばっと回収されて、すっきり感を味わえるところが好きです。あれも、これも、伏線だったのかと何度か読み返すところもありました。

    私が特に好きな章が、岡田が、虐待されている少年を救うために、父親の周りを数々の作戦によって包囲していく章です。普通なら信じないような話を、巧妙な作戦によって父親が信じ…息子を虐待しない方がいいと自分で思えるようになるというストーリーの展開が、読み応えがありました。

  • 「頼むぜ。車間距離ちゃんと取っておけよ。いいか、距離感なんだよ、人生は」

  • たまたま、残り全部バケーションの状態で出会えた本。こういう出会は嬉しい

  • ザ・伊坂幸太郎な、お話だった。
    面白くて、やっぱりとても満足。

    最後、サキさんは本当に岡田なのか、わからないまま終わってしまうけど、きっと岡田なんだと思いたい。

    飛んでも8分、歩いて10分、メールは一瞬という言葉が語呂が良くて、使う機会なんか絶対にないけどどこかで使いたくなった。

  • 友達に借りた本。
    伊坂さんのこういうの好きだな。
    溝口&岡田コンビいいなー!

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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