- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087715347
感想・レビュー・書評
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初読みの作家さんでした。全くジャンルも分からず読み始めたが、素晴らしく引き込まれた。そして最後に放り投げられて呆然とした。
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2014 2/13
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白石さんらしくって大好きなんだけどラストがなあ。凝りすぎというか、ちょっとついて行けなかったのが残念。
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20140122読了
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まただ。完全に一致する。自分は日頃から「死」を恐れている。
必ず死ぬって言われてもうまく消化できない。
で、ひょっとすると今この瞬間が永遠にループしているんじゃないかと考えたりする。
「神の子」林太郎を通して人と人との結びつき、恋愛、教育、働くということ、これでもかと思うくらいてんこ盛りで。
どれもこれもが共感できて、とってもおこがましいけど
そんな考えをこんな物語に出来てしまう白石さんに凄い嫉妬を覚えます。 -
今回も白石さんの居心地のよい文章に浸れたんだけど終わり方の解釈に悩む……。
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主人公、林林太郎は淡々としている。彼には人の運命のようなものが薄ぼんやりみえているのだろうか。優秀であると友人から評価される林太郎も実は子供の頃、学習障害という問題を抱えていた。周囲に気づかれずに様々な問題を持っている子供たち、たぶん大人もまた別の問題を抱えている。いつかは終わってしまう命、人生をどういきるか、過去を振り返るのと同じように未来を思い描くことで、限りある寿命をより充実させる。そんなメッセージ性の強い作品。