本当はちがうんだ日記

著者 :
  • 集英社
3.62
  • (108)
  • (170)
  • (264)
  • (26)
  • (2)
本棚登録 : 1065
感想 : 213
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087747669

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • やっぱりいいな。
    「この世」に馴染んでいくことの後ろめたさは
    ちょっとわかる気がするなー。
    でも、「この世」の大穴に吸い込まれていくようとは
    感じたことなかった。でも、それがいいとか悪いとかではなくて、そうなのかもしれないって思う。

  • 穂村さん…。
    一話目から、倒錯した世界観。
    圧倒的歪み。脳内にひずみが巻き起こる。
    世界が歪むこの感じが味わいたくて、穂村さんの本を求めてしまう。
    しかし、しかし、しかし、。。。
    本当はみんな(生をうけたヒトすべてが…)、唯一無二なのではないのか?
    何冊か読むうちにそんな思いも頭をもたげてきた…。

  • 不器用さは愛おしさだなあって思う。

  • "「電車のなかで本を読む女性の口元に微笑が……」
    先日も、いつものように陶酔しながら熱く語った。
    私が話し終えたとき、静かに聞いていた若い友人のひとりがこう云った。
    「でも、『本』のイメージに必ず『女』がセットでついてくるというのは、真の本好きじゃありませんね。それは女好きです」
    鋭い意見にショックを受ける。"[p.152_真の本好き]

  •  又吉さんが穂村さんのエッセイ面白いって言ってたよ。だから読んでみたのやで。

     おもろいやんけー!エスプレッソを美味しく飲むために素敵レベルを上げたり、お好み焼き屋で「マヨネーズください」と言えなかったり、現れては消える常識やルールに戸惑ったり・・・。共感のポイントを突くのが本当に上手。又吉や若さましかり、やっぱり過剰な自意識を持つ人っていろんなこと考えてるからおもろいんかな。ほんで「セックスはきれいになる」が2回出てきたあたり、よっぽど気になるフレーズやったんやろな、かいらしわ。
     そして「エスプレッソ」の今ここにいる私は「私のリハーサル」からの、あとがきへの華麗なブーメラン。あとがきの内容にわたしはギクリとする。人生の本番が訪れる日を待っているのはわたしも同じじゃないか。汚くても、下手くそでも、なんでもいい。ぐちゃぐちゃに色を塗り始めよう。

  • 日記書きたくなった。

  • 三浦しをんのエッセイをお風呂とかでよく読むんだけど、何度読んでも面白い。そんな感じ。

    エスプレッソが不味いのは自分が素敵レベルに達していないせいとか、ジムで修行僧とあだ名をつけられたり、女友達の風邪のお見舞いに行くのにペヤングとUFO持ってってお湯沸かしてもらって自分で食べるとか、
    著者には是非ともこのままでいて欲しい。間違ってもマトモにはならず自分の道を貫いて欲しい。

  • 「エスプレッソ」や「あだ名」で共感の渦に巻き込まれた。
    あと「DVD」のわかんないまま書いた感が好き。

  • 三浦しをん「三四郎はそれから門を出た」からこの本にたどり着いた。共感できることが多い。人生のリハーサルはすでに終わり、まさしく今が本番中なんだと自覚させられた。

  • 穂村さんのエッセイもなかなか好きだなー

全213件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

穂村弘の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×